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(展示)たゆたまりに小石をひとつ 2022/8-9
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8月20日から9月19日までグループ展「たゆたまりに小石をひとつ」を開催しました。場所は末広町駅近くにある小学校を改装したギャラリー施設「3331Arts Chiyoda」(※2023/3を持ってクローズ)内2階にある「アキバタマビ21」(※2024/4より外苑前に移転し「Up&Coming」になりました)。
「自身の制作を省みる」という趣旨の元、4名の作家が集いました。
多摩美術大学が運営しているギャラリーですが、メンバーの経歴は様々。多摩美のOBは私だけだったのと、企画代表でもあったので、拙いながら挨拶文を書かせてもらいました。
会場の様子
3日かけての設営となり、なかなか広い空間なので飾るのにも一苦労でした。自作品のみで恐縮ですが、展示の様子。
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なんとか見応えのある空間になった…と思います。私は壁面積の使用が多く、他の方を圧迫してバランス悪くなったらどうしようと心配していたのですが、他の作家さん方もかなり密度のある作品を準備し飾って下さいました。おかげで大変調和のとれた展覧会となりました。
撮影方法でだいぶ作品の印象が変わってしまう事もあり、他メンバーの作品はあげませんが、とてもよい展示空間が立ち上がっていました。
展示アーカイブもぜひご覧ください。
トークイベント
会期中の9/11にトークイベントを行いました。
学芸員経験をお持ちの内田麻美子さんをゲストインタビュアーとしてお招きしました。同年代の目線から、
「もやもやにかたちをあたえるということー作家が自身の制作をかえりみるー」というテーマの元に、1時間少々我々作家に聞き出していただきました。
本展をきっかけに集まった四名の作家は、当然、共通する問題意識や制作趣旨を掲げて活動してきたわけではない。
四名の、作家としての活動を成り立たせるための社会的・経済的な生活の基盤がそれぞれことなり、制作に向き合い、費やすことのできる時間も違うなかで、しかしながらぼんやりとひとつの像のように浮かび上がってくるのは、自分自身で捕らえきれていない日常生活についての葛藤や不安や衝動といったさまざまな感情の揺らぎを、制作という行為を通して、できるだけ静かに、客観的に、視覚的な記憶として定着させようという試みの先に、本展出品作のような制作物が生まれている、ということである。本イベントでは、作家の言葉を手がかりに、「つくること」、「つくることを通して作家が日常の中につかもうとしているもの」について考え、「つくりつづけること」に真正面から向き合う。
文:内田麻美子
トーク前半
https://twitter.com/i/broadcasts/1lPKqBrlXaZGb
トーク後半
https://twitter.com/i/broadcasts/1BRJjZplnLRJw
(開始直後映像の乱れがございますが、しばらくすると正常になります)
短い時間でしたが、美術に限らず作り続けている、表現活動を続けている方の参考になるお話ができたかなと思います。
ゲストトークの様子、展示の様子、9/18に実施した対話型鑑賞の様子はアキバタマビ21Flickerからご覧いただけます。
https://www.flickr.com/photos/akibatamabi21/albums/72177720301430492
展示を終えて
台風で荒れ模様の中、搬出を終えました。
他の作家さんは制作の締め切りや次の展示で忙しいご様子。そんな中で展示していただけて本当に感謝でいっぱいです。
メンバー間でも話しましたが、今回かなり異例の展示経緯だった事もあり、今後再びこのメンバーでの展示機会はおそらくないとは思います。それぞれが活動していく中で、個々に繋がる可能性はあるため、グループ展とはまた異なる形で4名のたゆたい・たゆたまりが生まれたらなと思います。
素敵な作家さん達なので、ご興味あればぜひ今後の活動を追ってみて下さい。
竹本 侑樹
https://yukitakemoto.com/
田中 美沙妃
https://misaki-t.jimdofree.com/