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(造形活動)のびのびのじかん 2023/12月「えどがわBOXART展」入賞しました。

のびのびのじかんとは?

児童発達支援事業、放課後等デイサービスを行う「社会福祉法人つみき」施設内で月に2回開催している課外造形活動です。
活動の講師を私が務めており、毎月テーマも考えています。テーマはある上で「脱線しても良い」「完成させなくても良い」「無理に作らなくても良い」という形で、何より一人一人が居心地の良い空間となる事を大切にしています。

BOXARTに入選

しばらく活動報告ができておりませんでしたが、今年も毎月活動しています。

毎年9月・10月の活動では、12月に開催される「えどがわBOXART」展
出展に向けた活動を行っています。

「脱線しても良い」「完成させなくても良い」「無理に作らなくても良い」という活動の趣旨は守りつつ、いろんな箱を用意して子どもたちには好きなように作ってもらっています。展示に向けて接着などだけお手伝いしています。どうやって送ろう?と悩む事も、醍醐味ですね。

そして……
今年「日比野克彦」賞に選ばれた子が出ましたので、ご報告。
実は1回目から毎年6名近く賞をいただいています。今年も6名選ばれました。内3年連続の子が2名(快挙!)。

授賞式は展示会場内にある小ホールで開催されました

写真が粗くて恐縮ですが、受賞作品をご紹介。
(受賞していない作品も面白い、というのも付け加えておきます)


お楽しみ賞。写真が曲がっててすみません…

透明なクリアボックスの中にいろんな素材を詰めたり、シールを貼ってくれました。日々野賞は1点ごとにユニークな賞名をつけてくださるのが嬉しいです。確かに、お楽しみ感がありなんだかわくわくする作品。


目立つで賞

とにかく絵の具を塗りたくるのが好きな子。彼にとっては色を塗る事は心の発散でもあり、もう1つの"言語"なのだろうなと思いながら見守っています。作品の表面からは見えませんが、内なる主張が"目立つ"ことにつながっているのかも。


気持ちを伝える賞

実はこれまでの活動中に「何も作らない」事が多い子の作品です。昨年から少しづつペンを動かしたり、興味を持ったり(持たなかったり)と変化が起きています。活動の積み重ねのおかげ、とは思いません。日常の含めて少しづつ変化しているのだと思います。彼にとっては通過点の一痕跡にすぎないのかもしれません。


のびのび賞

なんと、活動名が賞の名前に!(みんな、「のびのび」と呼ぶのでちょっと間違っているのも愛嬌)
彼の文字は本当に魅力的で、気付いたら紙や備品に面白ワードをかいているのですが、絶妙な字体とワードセンスに思わず笑ってしまいます。これまで箱には積極的にかいてくれなかったので、この作品を"見つけた"時は私も嬉しかったです。


たまったで賞

実はお弁当になっています。授賞式の時も、後ろの席から「お弁当じゃない?」と声がきこえてきました。用意した素材でお弁当を作る事が多い子ですが、それが毎回楽しそうで。作品作りであり、おままごと遊びのような行為の痕跡でもあるので作為を感じず、そこが素敵だと思います。



よく見ると何かある賞

箱の全面、見えないところまで色鉛筆で塗りつぶされています。筆圧によって表面が凹凸していて、実物は写真以上に美しいです。
すみっこから少しづつ塗っていくので、とっても時間がかかり非効率ではあります。ですが、効率的に容量良くが先立ってしまうときっと彼らしさも作品の魅力も失われるだろうな、というのを強く感じます。


えどがわBOXART展は12/20まで、江戸川区総合文化センターのロビーにて展示中です。来場者が展示後に気に入った作品を(後日)持ち帰ることもできます。ぜひ足を運んでみて下さい。

えどがわBOXARに関する詳細は公式サイトをご確認下さい。
https://edogawa-boxart.jp/



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