北海道遺産シリーズ(28)~アイヌ文様とウポポイ(民族共生象徴空間)への訪問
北海道にも歴史があります。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようと思います。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』(北海道新聞社)を参考にさせてもらいました。
アイヌ文様はとても美しいと思います。独特の趣があり、一目でアイヌの文様とわかるものです。
抽象的な文様で、衣服においては、中心線から左右対称に描かれているものが多いです。アイヌの女性たちの裁縫技術が生み出したものです。
代表的なアイヌ文様の種類とその意味
アイヌ文様には、多種多様なデザインが存在し、それぞれに深い意味が込められています。以下に、代表的な文様とその意味を紹介します。
モレウ(渦巻き)
モレウは、生命の循環や再生を象徴する文様です。自然の流れや、終わりのない時間の循環を表現しており、アイヌの人々の自然観を反映しています。
アイウシ(刺繍)
アイは、独特の刺繍技法によって生み出される文様で、主に衣服に用いられます。デザインは曲線や渦巻きを主体としており、悪霊や災厄から身を守るお守りの役割も果たしていたとされています。中括弧「{}」が組み合わさったような文様です。
ウポポイ(民族共生象徴空間)への訪問
ウポポイ、ようやく訪問できましたのであわせてレポートします。
ウポポイの詳細は公式ホームページを参照ください。
写真は、X-T20/XF27mmF2.8(旧タイプ)で撮影しています(一部、iPhoneもあり)。
公式キャラクターの「トゥレッポん」さんが、出迎えてくれます。
入り口の自動ドアにも「アイヌ文様」が描かれています。
施設はポロト湖とその集落の建物、そして屋内の展示博物館や、各種体験施設があり、1日ですべてを体験するのは難しいほどです。僕は、屋内の展示物中心に見学をしました。
イタクとはアイヌ語で「言葉」をあらわします。
色鮮やかな衣服も展示していました。
こちらは、中括弧{}柄、アイウシが描かれています。
アイヌの男性が持つ「マキリ」。狩猟に使う小刀。かっこいいです。
儀式用に飾られた小熊。かわいいですが、ヒグマです。
アイヌの集落
熊の檻
また訪れようと思います。
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