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【X-T5】最高のカメラだけど、ここが惜しい!X-T5の改善してほしい点

これまでX-T5の良い点について多くの記事を書いてきましたが、今回はより良いプロダクトになることを願って、あえて不満点を挙げてみようと思います。とはいえ、このカメラがとても気に入っていることに変わりはなく、批判的な意図はないので、その点はご理解ください。



X-T5そのものの不満点

1. ホールド性があまり良くない

X-T5のデザインは非常に秀逸ですが、その代償としてグリップ感が犠牲になっています。特に少し重めのレンズを装着すると、ホールド性の悪さが気になります。先日、試用したニコンのZ50iiは非常に握りやすく、比べるとX-T5のホールド性には改善の余地があると感じました。


グリップは浅め

別売りのグリップを取り付ける方法もありますが、せっかくのデザインがイマイチになってしまうのが難点。


純正だと、いい値段。

サードベンダー製だとかなりお安いです。

2. 絞りリングの有無による操作性の違い

Xシリーズのレンズには、絞りリングがついているものとついていないものがあります。この違いが操作性の一貫性を損ねていると感じます。絞りリングがないレンズでは、ボディ側のダイヤルで絞りを変更する必要があり、切り替えに少し戸惑うことがあります。

3. ダイヤルに刻印のない設定の際に一瞬悩む

例えば、シャッタースピードを1/160秒に設定したい場合、まずダイヤルで「T」を選び、その後ボディ側のダイヤルで調整する必要があります。この手順が直感的でないため、スムーズに操作できるような工夫が欲しいところです。

Tに設定してから、ボディのダイヤルで変更

4. 写真の保存先設定が深いメニューにある

スロット1とスロット2のどちらに写真を保存するかの設定が、メニューの奥深くにあり、変更するのがやや面倒です。より簡単にアクセスできるようになれば、利便性が向上するはずです。もし簡単な方法をご存じの方がいれば、ぜひ教えていただきたいです(マイメニューにも設定できなかった)。

気づくと、スロット2の方へ保存となっていることが、結構あるんです・・・

もうすこし簡単にアクセスしたい


5. フィルムシミュレーションブラケット時のRAW保存

フィルムシミュレーションブラケット撮影では、3種類のJPEG画像を一度に保存できる点は非常に便利です。しかし、RAW+JPEGで撮影するとRAWも3枚保存されてしまい、少しメモリを無駄遣いしているように感じます。RAWは1枚のみ保存できるオプションがあれば、より合理的だと思います。

6. クイックメニュー(Qメニュー)が多機能すぎる

Qメニューは非常に多くの機能を設定できるため、逆に覚えきれないことがあります。多機能であることは利点でもありますが、もう少し整理されたUIであれば、より直感的に使えるかもしれません。これは贅沢な不満点かもしれませんが、よりユーザーフレンドリーになることを期待したいです。


富士フイルムを取り巻く環境の不満点

1. レンズラインナップがやや古め

他のメーカーと比較すると、純正レンズの更新ペースが遅いと感じます。特に、新しい技術を取り入れた最新設計のレンズがなかなか登場しない点が気になります。高性能なボディがあるだけに、レンズの進化にも期待したいところです。
とはいえ、じゃんじゃんリリースされても、こちらもポンポンと買うことはできないのですが・・・

2. 在庫不足の問題

富士フイルムのカメラは人気がある反面、お店の在庫がないことが多く、欲しい時に手に入らないことがあります。最近は少し改善されつつあるようですが、Xシリーズの在庫切れが続いた時期には、新しいカメラ購入を検討していた数人が他社のカメラに流れてしまいました。せっかく良いカメラを作っているのに、販売機会を逃してしまうのはもったいないと感じます。


まとめ

これらの不満点は、どれも些細なものかもしれませんが、改善されるとより使いやすくなるポイントです。それでもなお、X-T5には魅力がたくさんあり、長く使いたいカメラであることに変わりはありません。今後のアップデートや次世代モデルで、より快適な使い心地を実現してくれることを期待しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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