
北海道遺産シリーズ リスト編
北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。
今まで、いくつか紹介してきたが、とくに順番があるわけでもなく、ネタが揃ったものから記事を作成し、紹介してきた。ここで、そもそも「北海道遺産」ってどれだけあるんだ?と、改めて確認してみた。2022年8月5日現在、3回選定されている。今現在は、第4回の選定中で、10月には発表されるだろう。
■第一回選定(25件)太字は紹介した遺産
稚内港北防波堤ドーム
留萌のニシン街道
増毛の歴史的建物群
空知の炭鉱関連施設と生活文化
石狩川
北海道大学 札幌農学校第2農場
小樽港と防波堤
京極のふきだし湧水
昭和新山国際雪合戦大会
内浦湾沿岸の縄文文化遺跡群
姥神大神宮渡御祭と江差追分
上ノ国の中世の館
福山(松前)城と寺町
函館山と砲台跡
路面電車
螺湾ブキ
旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群
霧多布湿原
摩周湖
根釧台地の格子状防風林
ワッカ/小清水原生花園
ピアソン記念館
アイヌ語地名
アイヌ文様
北海道のラーメン
こうしてみると、北海道に長年住んでいたにもかかわらず、よく知らないものがあったり、あらためて、奥深さを感じる。「上ノ国の中世の館」→北海道に中世の館跡なんてあったの?と驚き、是非自分の目で見てみたいと思う一方、「アイヌ語地名」のように、どうやって写真で紹介しようか迷うものもある。
ちなみに、僕が紹介した第一号は偶然なのか、第一回のリスト上、一番上にある。これは単なる偶然。
さて、第二回選定の遺産たち
■第二回選定(27件)
宗谷丘陵の周氷河地形
天塩川
旭橋
土の博物館「土の館」
雨竜沼湿原
北海幹線用水路
江別のれんが
開拓使時代の洋風建築
札幌苗穂地区の工場・記念館群
ニッカウヰスキー余市蒸溜所
積丹半島と神威岬
スキーとニセコ連峰
北限のブナ林
登別温泉地獄谷
五稜郭と箱館戦争の遺構
函館西部地区の街並み
静内二十間道路の桜並木
モール温泉
野付半島と打瀬舟
森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」
オホーツク沿岸の古代遺跡群
流氷とガリンコ号
屯田兵村と兵屋
北海道の馬文化
アイヌ口承文芸
サケの文化
ジンギスカン
雨竜沼湿原やニッカウヰスキー余市蒸溜所、登別温泉地獄谷、五稜郭と箱館戦争の遺構など、北海道らしい遺産が並ぶ。サケの文化やスキーとニセコ連峰など、紹介の難易度が高いものなど、見どころあふれる遺産たちが並んでいる。
そして第三回選定
■第三回選定(15件)
利尻島の漁業遺産群と生活文化
旭川家具
三浦綾子記念文学館と外国樹種見本林
増毛山道と濃昼(ごきびる)山道
北海道の集治監
小樽の鉄道遺産
大友亀太郎の事績と大友堀遺構
パシフィック・ミュージック・フェスティバル
札幌軟石
蝦夷三官寺
しかべ間歇泉
むかわ町穂別の古生物化石群
北海道の簡易軌道
千島桜
松浦武四郎による蝦夷地踏査の足跡
なかなか紹介難易度が高い遺産が揃っている。「利尻島の漁業遺産群と生活文化」なんて、利尻島に渡らないと取材できない。「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」もコンサート会場に行かないと臨場感を伝えられそうにない。「松浦武四郎による蝦夷地踏査の足跡」は、そもそも「北海道一周じゃん!」ということで、紹介し切るのは至難の業かもしれない。が、ゆっくりのんびり、北海道を楽しみながらライフワークとしていけると楽しいかもしれない。まだまだ先は長い。
第四回選定はどのくらいの数になるだろうか、ちょっとドキドキする。
最後までお読みいただきありがとうございました。