X-T5 で動物を撮る!
X-T5で、おおいに楽しみにしていた機能のひとつが、被写体認識AF機能。
とくに動物認識や鳥認識機能が注目だった。購入日に、うちの飼い犬(黒のミニチュアシュナウザー)でイマイチだった動物認識機能でちょっと不安を感じたため、じゃぁ、動物園で試してみようと、札幌から車で2時間半、旭山動物園で撮影を試みた。
本題に入る前に、いきなり失敗談から。
撮影開始後30分くらいは、AF認識枠は被写体の瞳を捉えるものの、撮影画像がいわゆる眠たい画像。ちっともピントが合っているように見えない。
よくよく確認すると、絞り優先オートになっていた。つまり絞り値を開放にして、シャッタースピードをAにして撮影したばっかりに、シャッタースピード1/200程度で撮影することになり、被写体ブレ連発。被写体認識AF時にだめじゃんという自体に陥った。動物は動くので、被写体ブレは気にかけてやる必要があった。
このことに、気づいたあとはシャッタースピードダイヤルで1/1000を設定し、連写することで歩留まり向上をねらい、被写体ブレによる失敗写真は少し減らすことができた。
基本的な設定ミスのために、カメラの実力を発揮できないとはお恥ずかしいかぎり。気を取り直して作例を。
レンズは、XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II。Xシリーズ廉価版の望遠ズームである。
動物園なので、鳥もいる。そのため、認識モードを鳥と動物を切り替えながら撮影。
最初は動物編
フレームの右下に瞳がいったが、しっかりをAF枠は瞳を捉えた。
柵越しだったが、ライオンの瞳を追随した。
ホッキョクグマの顔がフレームアウトしたが、瞳は画面上の方で、追随した。
顔は隠れたため、頭のあたりに大きめのAF枠で捕捉。なかなか優秀。
次に鳥編
AF枠はしっかりとペンギンの瞳を捉えた。後ろのペンギンは変なポーズ・・
ユーモラスな顔で、鳥認定されるのか不安だったが、ちゃんと瞳を捉えた
典型的な鳥スタイルなので、容易に瞳を認識できた
金網越し、アップで逆光気味だったが、しっかりと瞳を捉えていて、フォーカスもしっかりと合った
今回、割としっかりピントが合った作品をチョイスして掲載しているが、実はうまく合焦していない写真も多く、歩留まり(ガチピン作品を撮れる確率)は決して良くはなかった。
AF枠はしっかりと動物や鳥の瞳を捉えている表示になっていても、撮影画像がイマイチと感じることも割と多めだったので、この機能を信頼しすぎるのもよろしくないと思った。
その道に特化したX-H2Sだったり、Youtubeでみた他社のカメラ、S社だったり、C社のカメラのほうが、この機能に関しては性能が良いと思われる。
とはいえ、AFポイントを自動で被写体の顔中心に持っていってくれるので構図を作りやすいし、柵にAFが引っ張られることも圧倒的に少ないし、使ったほうが良い機能であることが間違いない。
さらに、今回設定をミスったりしていたため、僕のスキルが上がってくるともう少し良くなりそうだとも感じている。それと、レンズももっといいのを使うと良くなるかな・・・
その他の感想としては、動物モードよりも鳥モードのほうが、瞳を捉える確率が高いように感じた。こちらのフラミンゴも遠くから小さな瞳をAF枠は捉えていた。
それと、動物園は鳥と動物モードを頻繁に入れ替えることになったが、ここは、C社のように自動で切り替わってくれるともっと嬉しいと思った。
ネガティブな撮影記となったが、今後、私のスキルをもっと磨き上げれば、素敵で鮮やかな作品が生まれる予感がする。挑戦し続け、技を極めたいと心から願う。
最後までお読みいただきありがとうございました。