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野鳥観察に双眼鏡のススメ

以前、「野鳥撮影はもうやめた」という記事を書きました。僕の記事の中では結構多くの人に読んでもらいました。

とはいえ、決して野鳥が嫌いになったわけではありません。今でも、自宅横の林で野鳥を眺めたりすることは多いです。撮影だけがバードウォッチングではありません。

ということで、今日は、野鳥観察にぴったりの双眼鏡についてご紹介したいと思います。野鳥観察を楽しむためには、適切な双眼鏡を選ぶことが大切です。そこで今回は、おすすめの双眼鏡やその選び方のポイントについてお話しします。

野鳥観察におすすめの双眼鏡とは

野鳥観察には、8倍から10倍の双眼鏡が最適です。倍率が高すぎると、視野が狭くなり、手ブレも目立つため、観察が難しくなります。そのため、8倍から10倍の双眼鏡がバランスの取れた選択となります。特に初心者の方には、扱いやすい8倍のものがおすすめです。

8倍~10倍がおすすめな理由

8倍から10倍の双眼鏡は、視野が広く、手ブレも比較的少ないため、動きの早い鳥を追いやすいのが特徴です。また、適度な倍率で遠くの鳥もはっきりと見ることができます。これにより、鳥の細かな動きや色彩を楽しむことができます。
あまりに高倍率な双眼鏡だと、鳥をレンズ内に収めるのが難しいです。


僕が愛用しているKOWAのYF30-8

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アイレリーフがあった方がいい

アイレリーフとは、目と双眼鏡のレンズの間の適正な距離のことです。特にメガネをかけている方にとって、このアイレリーフの長さは非常に重要です。アイレリーフが十分にある双眼鏡を選ぶことで、メガネをかけたままでも快適に観察することができます。一般的に、15mm以上のアイレリーフがあれば安心です。

2-3万円で買えるおすすめの製品

双眼鏡を初めて購入する方や、予算が限られている方には、2-3万円の製品が良い選択肢です。以下にいくつかのおすすめモデルをご紹介します。3,000円くらいで買える製品もありますが、光学製品は価格と性能が比例します。高ければ高いほど、よく見えますし、その分、観察も楽しくなります。例えるなら、3,000円前後の製品はアナログテレビ、2〜3万円ならデジタルハイビジョンテレビ、10万円を超えると4Kテレビという感じです。

Nikon PROSTAFF P7 8×30

性能と価格のバランスのとれた製品。光学の雄であるニコン製で、安心感があります。丈夫で軽く、持ちやすいボディ。
アイレリーフも長く、ピントリングや接眼目当ての操作性もスムーズです。
初めて双眼鏡を持つ方におすすめ!

Kowa SVII32-10 10×32

コーワといえばキャベジンのイメージがあるかもしれませんが、多角経営をしていて、双眼鏡の分野では老舗のメーカーです。僕も旧モデルのコーワ双眼鏡を使っていますが、堅牢でとても使いやすいです。このモデルは、レンズ外面に撥水・撥油性能に優れ、汚れにくい「KRコーティング」を採用し、高いメンテナンス性を実現しています。また、全てのレンズ、プリズム面に光のロスを抑える「マルチ(多層膜)コーティング」を採用しています。僕が次に買いたいのはこちらの製品です。


4-5万円で買えるおすすめの双眼鏡

Nikon MONARCH モナークM7 8x30

ニコンのモナークシリーズは定番です。撥水・撥油コーティングを採用しており、雨で濡れたり、皮脂や指紋がついても、簡単に拭き取れます。「ED(特殊低分散)レンズ」を採用し、色にじみの原因となる色収差を補正するとともに、高いコントラストと解像力を実現しています。読むだけでもよく見えそうですよね。


10万円オーバーの高級双眼鏡

もっと本格的に野鳥観察を楽しみたい方には、10万円を超える高級双眼鏡があります。予算に余裕がある方は、価格に見合った体験を得られると思います。

カールツァイス Victory Pocket  8x25

カールツァイスの双眼鏡は、圧倒的な光学性能と耐久性を誇ります。長時間の観察でも疲れにくい設計がされています。色にじみを最小限に抑え、高いシャープネスを実現するFLレンズを採用。25mmと若干小さめですが、それを補う圧倒的な光学性能を楽しむことができると思います。カメラのレンズでもカールツァイスは、ひと味もふた味も違いますしね。


スワロフスキー CL POCKET Elegant 10×25

スワロフスキーは貴金属やアクセサリーのイメージがありますが、高級双眼鏡メーカーとしても非常に有名です。なんといってもその色やデザインが美しいです。光学性能においても、クリアで明るい視界と優れた耐久性が特徴です。持っているだけで幸せになりそうです。


いかがでしたでしょうか?今回は、野鳥観察におすすめの双眼鏡についてご紹介しました。自分に合った双眼鏡を見つけて、自然の中での観察を楽しんでください。それでは、素敵な野鳥観察ライフを!

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