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たった1日で手元のゲーミングPCをつかってAI画像生成を導入してみた
昔友達とFPSやるために買ったゲーミングPC。
最近FPSをやることも減り、ちょっと持て余し気味だなぁと思っていた矢先画像生成AIの「Stable Diffusion」を知り、いろいろ触ってみることに。
自分の覚え書きがてらメモを残していきます。
※素人が遊びでインストールしているので、説明は他サイトにほぼぶん投げています。個人的にここ詰まったな~というのをメモしています。
※個人のメモなので、最新の情報とは異なる場合があります。
使用PCスペック
使用するPCは昔買ったゲーミングPC。
そんなにPC詳しくないので、やりたいゲームの推奨スペックやら、自分の出せる金額を加味してこんなんを過去に買ってました。
プロセッサ:11th Gen Intel(R) Core(TM) i9-11900 @ 2.50GHz 2.50 GHz
実装RAM:32.0 GB (31.8 GB 使用可能)
グラボ:NVIDIA GeForce RTX 3070
容量:SSD 1TB +外付けHDD 3TB
今思うと別にcore i7でよかったと思うし、RAMも16GBで十分問題なかったんじゃないかな、と思いますが、いまも遊べてるから良しとしてます。
Stable Diffusion ローカル版とブラウザ版どっちにするか
ここら辺を参考にさせていただきました。
大体3時間ぐらいあれば、画像生成が始められるはず。
自分は「そもそもStable Diffusionってなに?」のレベルからなので、そもそもローカル版とブラウザ版があることすら知りませんでした。
自分の理解だと
●ローカル版
必要なもの:グラボを載せているPC。
費用:基本無料
●ブラウザ版
必要なもの:特になし
費用:有料?
ぐらいの理解しかしていないです。
正直、ブラウザ版はあまり調べなかったので、気になる方はご自身で調べてください。
元々ゲーミングPCで「なんかできねぇーかな」という気持ちが発端だったので、自分はローカル版一択でした。
Stable Diffusion導入方法
導入方法とは書きましたが、マジで参考サイトのとおり導入したので、割愛します(多分そっちの方がわかりやすいと思いますし)。
今回必要なものは 、どれもインストールも触ったこともなかったので、その時点の最新版をインストールしました。
【ダウンロードしたもの】
・Python
・git
・Stable Diffusion
最初のつまずき「起動しない」
それぞれダウンロードをしたり、登録をしたりしましたが、
初回からStable Diffusion君が一向に立ち上がりません。
「webui-user.bat」をクリックしても英語だらけの黒いポップアップ画面から、一向に咲き進まんし、Enter押したらそのポップアップすら消えるし。
画面を読んでみると「Couldn’t launch python」みたいな文言が……。
こんな風に困ったときはエラーの文言をコピペして検索すれば大体解決します。
大体誰かしらが同じ事象が起きてて、優しい人が回答をしてくれているので。
ようはpyton君どこ?ってエラーらしいんですが、まぁ初心者が自分で対処の仕方わかるわけもなく。
検索してHITしたこちら↓ を参考に解決。
※このページの「エラー⑦:”No python at~”と出る」が今回の解決方法でした。
で、無事に起動。
2つめのつまずき「導入モデル」
またもやこっちのページに戻って、
「Stable Diffusionにモデルを導入する方法」あたりにあるURLを読んで登録しました。
モデルは、超簡単に言うと絵を描いてくれる人みたいなものです。
絵を描く人は、得意とする描き方や描く対象が有ったりしますが、モデルも同様に、得意分野があります。
例えば、リアルな絵を描くのが得意、ポップな絵を描くのが得意、人物画が得意、動物画が得意、風景画が得意などなど。
なので「自分がこういう絵を生成したいな!」というのがあれば、それが得意なモデルを選んだ方がベターです。
自分はアニメイラストに興味があったのですが、よくわからないまま「yayoi_mix」というモデルを最初に導入して、写実的な人物画しか出なくて頭をひねっていました。
今思うと説明ちゃんと読めよって話ですね。
モデルのダウンロードは参考サイトにもありますが、この2つが大手らしいです。
「Civitai」が視覚的に探しやすいです。
ここにある好きなモデルをダウンロードして、必要な場所に置いちゃえばOK。
ここまできたなら、あなたも画像生成ができます。
やったね~~~!!
3つめのつまずき「画像がぼやけてる」
試しにプロンプト(呪文)のとこに、「girl」とか「boy」とか入れて生成させると、画像ができるできる。
おもしろ~と思いながら、最初はポチポチ遊んでいたのですが
「なんか画像がぼやけているというか、色がはっきりしない」
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
最初はたまたまそういうのが生成されているのかな?と思っていたんですが、あまりにも多いので調べ始めたら
「masterpiece」「best quality」「ultra-detailed illustration」とかの高画質化させるプロンプトを入力しないとだめ、とのこと。
てっきり4K、8Kみたいなレベルの高画質化をする場合だけ必要なのかな?と思って、プロンプトに入れていなかったのですが、試しに入れてみたら

明らかに違う……。
なので、生成するときは大体
「masterpiece, best quality, ultra-detailed illustration」を先頭に入れて、生成するようになりました。
4つめのつまずき「たまに生まれるキメラ人間」
さて、はっきりとした人間が生まれたことで、新たな問題が。
「腕が3本あるな??」
「足が途中消えているな???」
もちろん、自分がそういう指示をしているわけではなく、勝手に生えてくる足や腕や指。たまに胴体も生えてきます。
そこらへんを増やしたくないときは、
プロンプトで「出すなよ!!!」ってきちんと指定してあげてください。
ここら辺も調べたら、有志の方が書いてくださっているのでそれぞれ調べていただければと思いますが、自分は下記を入れるようにしたらだいぶ減りました。
「bad anatomy,long_body,mutated hands,missing arms,extra_arms,extra_legs,bad hands,missing_limb,disconnected_limbs,extra_fingers,missing fingers,liquid fingers,ugly face,deformed eyes」
それでもたまに生えますし、指とかはよく増えたり減ったりしていますが……。
えっちぃ絵は意外と大変
どういう目的で画像を生成したいかは、人によって違うと思います。
「創作キャラクターを作りたい!!」
「ゲームに使用する顔画像を作りたい!!」
「塗り絵用に風景画を作りたい!!」
自分なんかは、そこらへんは結構ふわふわして始めたのですが、いろいろとイラストを生成していく中で思ったことは
「えっちぃ絵を生成してみたいな」
でした。
こういっちゃあれなんですが、人間やっぱ性を原動力とした行動力ってすごいもので(私も含めて)……。
夜通し調べていると、そういったプロンプトを掲載してくださっている神のような方が世の中にはたくさんいらっしゃいます。
「ありがてぇ」と思いながらコピペして、プロンプトに貼って。
生まれるキメラ
これはプロンプトがどうこうというよりも、
画像生成が動きのある画像や複数人の画像を苦手にしているので、キメラが生まれやすいんですね。
なのでうまくプロンプトを調整して、数で補う必要があるわけみたいです。
世の中のえっちぃAI生成イラストはこういうキメラを乗り越えてきたんだなと思うと、ちょっと涙が出ました。
いうてキメラ人間を見るのも、自分はおもろいので「どうしてこんなことに???」と笑ったりしながら、たまに出るえっちぃ絵に大喜びしています。
最後に
なんとなく「画像生成って難しいんだろうな」という気持ちがあったので敬遠していましたが、実際は1日もかからずに画像生成ができます。
自分が興味を持ってインストールをし始めたのが土曜日の昼で、夜には画像生成ができちゃったので、1日お休みがあればできちゃいます。
なので同じように興味があるけど~って方は、ぜひ次のお休みの機会にいろいろ調べてみてはいかがでしょうか?
あとは拡張機能でもっと便利にできるので、不便だなーと感じたらここら辺もおすすめです。