コツを探しているあなたへ。6回の練習で売り上げ11倍になった話
株式会社やまやま代表の猪原有紀子です。和歌山県で廃棄フルーツや耕作放棄地をアップサイクルするソーシャルビジネスを展開しています。
今日は、「6回の練習で売上を11倍にした方法」についてお話しします。
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リフティングと起業は似ている
私にはサッカーが大好きな息子たちがいます。彼らは毎日リフティングの練習をしているんですが、最初は3回も続かなかったんです。それが、練習を続けていくうちに少しずつ回数が増え、今では213回もできるようになりました。これを見ていて、「ビジネスもリフティングと同じだな」と感じました。
売上が少ないということはリフティングが下手くそなこととにています。「練習すれば上達する」ことは確かですが、ここで見落としがちな重要ポイントがひとつあります。それが、「ボール」の状態です。息子も、空気の抜けた「べこべこのボール」でリフティングしていたら、213回なんてできなかったでしょう。空気が抜けたボールは、跳ねないし扱いにくい。上達どころか、そもそも練習になりません。
私たちのビジネスも同じです。商品やサービスがまだ「べこべこボール」状態だと、「どうすれば売れるのか?」とコツを探したところで成果が出るはずがありません。
起業初期の「べこべこボール」状態
起業したばかりの頃や、新サービスをリリースしたとき、多くの人は自分の「ボール」がべこべこだって気づいていません。あなたの商品やサービスはだいたい空気が十分に入っていません。
自分の【商品】の状態をろくに見直さないまま「どうすれば売れるんだろう」「うまくいくコツが知りたい」と言いながら、さらにリフティングも下手くそなので売上が上がるはずありません。
私が立ち上げた社会起業スクール(SBC)も、最初はまさにこの「べこべこボール」状態でした。2022年に0期生を募集したとき、コンテンツは完成度4割、プロモーションもしたことがなく手探り状態。それでも毎日空気を入れて、商品価値を上げる試行錯誤を繰り返し、なんとか16人の0期生を集めたんです。
うまくいかないと「コツ」を探し出す人は、だいたい成果が出ない
「成果を急いでコツばかり求める人」がいます。その気持ちはよく分かります。ただあなたも気がついている通り「そんな楽な方法はありません」
息子たちもリフティングが3回しかできなかった時代「どうすればいいの?」と悔しくてパパに泣きながら聞いてました。「練習すればできるよ」と同じ答えが返ってくるのですが、足より口の方が多く動いていました。
そこから1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と練習を重ねるうちに3回から5回、6回とだんだん回数が増えてきた。練習回数が増えるごとにリフティング回数も増えました。
すると彼らは、サッカーのDVDや本を読んで知識を入れるようになりました。その頃には黙々と練習するようになっていました。
私は子どもたちの姿と受講生たちの姿を重ねることが多いのですが、どちらも下手くそな状態から試行錯誤して練習を重ねて成長していくわけです。
コツは「成果が出るまで練習して、少しでも成果が出たことをひたすら繰り返す」ことだけです。
「6回の練習で売上11倍」の本当の意味
皆さん、「6回の練習」と聞いて「6日で何かが変わる」と期待していたかもしれませんが、これは「6回のプロモーション」で成果を得るまでに、約2年半、つまり2,612時間(平日4時間計算)をかけた試行錯誤の結果です。
1回のプロモーションをするために、プログラム内容、料金、集客、資料、バナー、組織づくり、SNS…とにかく一つひとつに手をかけ、毎回改善を続けてきました。
開校2年で今では全国に100名を超える受講生が誕生し、空き家問題や教育問題、女医の働き方問題など社会課題解決型の事業を立ち上げ、経済産業省や自治体のビジコンで優秀賞が続出しメディアにも引っ張りだこです。
「コツ」なんてものは、こうした練習と改善を積み重ねた先で初めてわかってくるものです。コツを探す前に、まずは「自分のボール」に空気がしっかり入っているか、少なくともリフティングの基本ができているかを確認しましょう。
まとめ
世の中に「一瞬で結果が出るコツ」なんてものは存在しません。成果が出ないのは、ボールもべこべこだし、練習が足りていないからです。まずは価値提供できる商品に磨き上げボールをしっかり膨らませ、黙って何度もリフティング練習を重ねてみてくださいね!
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