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2023秋青魔導具解説記事
みなさんこんにちはエレファントマスターです。今回は、久しぶりの解説記事となります。今回は関東遠征で使用して2.4倍優勝🥇3位🥉を獲得した青魔導具の解説記事となっております。その前にこのnoteを書いていく中で僕の戦歴について軽く紹介していきます。
・2022前期DMPランキング全国4位
・2022年後期DMPランキング全国41位
・CS優勝🥇15回、準優勝🥈12回、3位🥉15回という訳で、解説に入っていきます。
1 2023秋青魔導具へのアプローチ
僕は春に実家に戻ることとなり、トーナメントシーンに顔を出すことが少なくなったが、2023年11月下旬1週間程の関東遠征でCSに再び復帰する事となった。調整を行ったところ、アナカラージャオウガ、青黒魔導具、青魔導具、赤青マジック、赤緑アポロが頭抜けていると感じていた。このなかから練度が比較的あり、通りも悪くない青魔導具を使う事を選択した。まずは、前記事にもあるメラヴォ型青魔導具を諸事情により使用したが、現環境では物足りなさを感じ、4.8倍CSで96ptを獲得するにとどまった。次に、遠征前から身内と調整したクロカミ青魔導具を使用した。クロカミ青魔導具は、既に既出のものではあるが、従来のものとは、3つアプローチが異なる。
・クロカミの枚数を減らし動きに依存しない
・ゾメンザンの採用
・$の枚数の増量
まずは、クロカミの枚数について解説していく。クロカミは、呪文の1軽減と、唱える度に相手の動きを止めるという今までではありえないほどのハイスペックとなっている。また、場持ちが良く、打点にもなりうるこのカードは序盤は卍解やリソース稼ぎに、終盤はループの補助として使う事が出来、青魔導具とは相性がかなりいいカードである。しかし、クロカミにも弱点があり、青黒魔導具のドゥポイズや、5000VT等対象を取られないクリーチャーを出されるとハンドが減ってしまう点や、新世壊、クロカミの動きはハンドが薄く逆に選択肢が減ってしまうという難点があった。これは、クロカミを減量し、ゾメンザンの採用によってカバーすることとなる。そのゾメンザンだが、クロカミのコスト軽減は発揮出来ない上に効果がない。それでもなぜ採用するのか。答えは明確であり、無条件1マナで打てる魔導具だからである。これらのメリットを挙げると・クロカミ立てるのとは違い、手札交換しながら4t卍解が狙える。クロカミも4t卍解は狙えるが、先行だと手札が残り2枚となっており、2以下の魔導具4枚とガリュミーズが絡まなければならない。もちろん無理に狙う必要はないのだが、4t卍解を決めることで、キツい対面に対して対抗出来たり、いきなりリソース差をつける事が出来る。その為、3t目新世壊のカウントが2枚にする事が出来るゾメンザンはうってつけなのだ。
・3tラガンの必要対面が一定数いる為、バレットゥ連打以外のプランガルラガンは殿堂した現在でも、強力なメタとして機能している。一定数存在する、赤緑アポロや赤青マジックと言った早めのデッキに対しても、このカードを絡める事によって有利にゲームを進める事が出来る。よく出回っているリストだと、バレットゥ連打しか最速は狙えないが、ゾメンザンの採用により、バレットゥ+2コスト魔導具、ゾメンザンで最速3tガルラガン着地が狙う事が出来る。また、要求値は高いものの、おまけで、3t目のゾメンザンに、2回バレットゥが絡むと4t目新世壊+$でリソースを確保しながらゲームを進める事が出来るのも無視できないので今回2枚と気持ち多めの採用となった。
最後に$スザークの3枚採用だが、こちらは1枚採用との比較的をして行くことにする。
1枚採用
・クロカミが絡む上で黒単色はマナに置きづらいので、最小限に抑える事で動きを最大限にすることが出来る
・$スザークがなくても、クロカミで山が掘れる上に試練ループで勝てる
3枚採用
・ガリュミーズから複数体叩きつけるだけで相手の盤面と手札が壊せるのでコントロールも狙える
・4t$スザークによって新世壊が無くてもゲームが出来るようになっており、これは青魔導具をどう捉えるかで変わるが、今回筆者はコントロールメインでループも出来るデッキと捉えている為、3枚採用と至った。
その上でのリストは下記のものとなる。
![](https://assets.st-note.com/img/1701743073746-dALQedkhoZ.jpg?width=1200)
遠征2日目の飛梅CSでベスト16、3日目のチェルモCSにて予選のみ5-1の5位
ランキングポイント合計440pt、勝率63%とそこそこの成績となった。
このリストを使う上で関東のメタゲームで感じた点がいくつかあった。
・青黒魔導具を使うランキング上位のプレイヤーが多い
・アナカラージャオウガがメタ枠をキャディからアプル採用もしくは、両刀となっていた・フィオナアカシックが増えてきた
・意外とシータジョラゴンが広まりつつあるこれらを見る上で5日目の2.4倍コンパスCSの直前にリスト変更を敢行した。
3つ目のフィオナアカシックは正直この山で対抗するには最速卍解からソリティアするしかないとすぐに結論出た為、今回は触れない事にした。その上で、アナカラージャオウガと青黒魔導具に対抗する為に、カージグリの採用とガリュザークの採用に至った。
まず、カージグリの採用だが
・アプル等のメタを軽いコストで戻す事で、次のアクションが取りやすい事、ドルスザクは手札に戻されると、出し直すのに手札をかなり切らないといけない上に、相手がヴォゲンムを出すと、山札が切れてしまい出せなくなる場面が存在する為手札に戻されるのは実は重い。
・シータジョラゴンのドラゴ大王を戻して楽にゲームを進められる
・STがあるので、様々なデッキに無理なく使えると言った点が強いと言った事から、自分の動きにも使えるエアヴォに次ぐ採用となった。
次にガリュザーク/「すべて見えているぞ!」の採用理由だが
・青黒魔導具やアナカラージャオウガ、シータジョラゴン等に投げると、かなり動きが制限出来る青黒魔導具には、相手のエアヴォ、ブラットゥや試練ブラットゥと言った青魔導具にはキツい動きが6、7マナ必要であり、魔導具はマナ加速が無いのでかなり重い。アナカラージャオウガにはクリーチャー聖域ジャオウガの動きが出来ないため、過剰打点が作りづらい。シータジョラゴンには、ビックアクションが6マナ必要だが、このカードで止められると言ったマナを縛る動きは現環境で強力な動きのひとつだと言える。
・下面のトリガーがギャプドゥの5枚目として機能するので厚みが増す。上面と違い、今度は殴るデッキに有効であり、プレイヤーに効果が掛かるため後から出すクリーチャーにも影響が及んだり、ターンをいくら取ろうが1体しか殴れないのがずっと続く為かなり強力な攻撃ロックとなっている。オマケに、5マナと手打ちすら行う事も出来、次ターンに卍解を行う為の保証として打つケースも少なくない為頭に入れて置いて損は無い。ガリュザークは正直青黒魔導具の刺さりや、STの汎用性から$スザークと代わって採用したかったが、多色である事や、$スザークのリソースを作り出せる力で幅広いデッキに刺さる事から今回は1枚に留めた。
その上でリストを変えたものがこちらである。
![](https://assets.st-note.com/img/1701744573701-7tw0GiL7u1.jpg?width=1200)
5日目の2.4倍コンパスCS優勝、6日目の飛梅CSベスト16、8日目のはっちチーム戦個人5-1、最終日のフルコンプは予選のみ4-1で3位で、総合成績25-9
ランキングポイント2880pt、勝率73.5%と高めの数値を出す事が出来た。
ここからは、各カードの解説へと入っていく
2 2023秋青魔導具リスト解説
今回は変動する可能性のあるカードと、今回不採用となったカードを解説していく
・ギャプドゥ×4
アナカラージャオウガの面を無効化出来る点、自身に1ドロー出来、リソースが確保しやすいことから優先採用
・ボックドゥ×2
魔導具単体で条件が達成しやすい複数体止められるカード。自身にドローが無い事や自発的に除去が無い点から優先度は落としている。ただ、受け札を散らす事により相手の殴り方の計算を狂わせる事が出来、赤緑アポロのターボ進化や、赤青マジックや除去耐性のある黒単アビスへ1歩止めると言った殴ってくるデッキにかなり有効の為2枚の採用。
・ウキドゥ×1
ランダムで魔導具を2枚墓地に送れるカード。自分のSTを確認したり、パーツの盾落ちケア、ウキドゥループにとどまらず1ドローまで付いているので最低限手札交換を行える。かなり使う人によってテクニカルに動けるので1枚は差しておいて損は無い。
不採用カード
・ギールギリン/卍獄ブレイン上面ブロッカー、相手ブロッカーを無力化とアナカラージャオウガに殴りやすくなったり、下面が1ドロー保証と手札交換に使える。これとラガンで相手のクリーチャー3面を止めたり、キャディに対して5マナ加速で$スザークを手から投げて最低限のゲームを作ったりと仕事は多いが、$スザークとガリュザークより優先度が低かった為不採用。
・モモミーズ
アナカラージャオウガに聖域、赤青マジックや青黒魔導具をほぼ詰みに追い込めるカード。これ1枚をガリュミーズから投げるだけで、次ターン掘ってクリーチャーを投げてテンポを取りやすい。モモミーズから$スザークを投げても召喚した時に発動の為、効果が発動しない点は要注意。今回ガリュミーズ以外で出せるカードを優先した為不採用。
・5000VT
マナ加速も、順番にクリーチャーを並べるデッキでもない為、8マナは重く、VTを立てることがゲームを遅らせる事にしかならない、クリーチャーはクロカミで止めることでほとんど役割が担えていた為不採用。
3 各対面解説
・アナカラージャオウガ 微有利
新世壊無くてもクロカミから盤面をすべて止める事によってCRYMAXジャオウガしかSAが無いためケアがしやすい。アプルの場合は卍解もしくは、除去抱えながら$スザークorガリュザークを投げられるようにする。キャディは、ラガンや$スザークからブーストもしくは、新世壊に余裕を持たせて除去を当てに行くことでケアする。卍解する時にラガンもしくは、ガリュザークがあるとターンを返しても余裕持ってプレイが出来る。盾が厚い訳ではなく、試練ループは必要無いため、卍解する直前や、試練でエクストラターンを決めた際に詰めて置くのがポイント。
・青黒魔導具 有利
大量展開や、手札リソースの確保のしやすさ、卍解によってエクストラターンによる猶予があるためこちらが基本的に有利。注意する点は、3点ある。
・クロカミを単体で建てない
これはドゥポイズで除去を当てられハンドを無駄に減らされる為、公開領域で確認する事が大切である。数少ない立てていい盤面はクロカミ+魔導具を絡めて横に$スザークやガリュザークを添える事や、ループの補助でフィニッシュに入る時である。特に5t目にその動きが出来ると、6t目に新世壊+魔導具4枚で卍解する事も狙え、大きくテンポを取る事が出来る。
・ヴォゲンムから2体並べられないように、3t目までにブラットゥを絡める墓地が0枚の状況でヴォゲンムを出すと、13枚墓地+ヴォゲンムで14枚中12枚魔導具が墓地にあると$スザーク2枚or$スザーク+ガリュザークをされる。墓地の魔導具0枚から青黒魔導具の魔導具枚数は、25枚前後の魔導具を8分の7当てなければならず、かなり高い要求となっている。このゲームは互いに墓地に魔導具を残さない事でリソースを作らせないのが大きな攻防となっている為、ブラットゥの打ち合いとなるので、抱える優先度がかなり高めとなる。
※ガリュザークに対するプレイこのゲームは互いにガリュザークが刺さる。ガリュザークからのエアヴォはかなりの致命傷となる為、新世壊2枚張りでケアしに行く。また、マナを起こせるのが3マナしかない為、使うタイミングが重要であり、マナがチャージ含めて6マナプレイ出来るように小刻みに魔導具を使うのがポイントである。マナが使えない場合で相手が試練等のビックアクションが無い場合はチャージエンドする。また、相手にブラットゥがかなり見えている場合は相手のターンに$スザークを投げられるようにしてガリュザークを壊せると手札とマナがかなり使える為頭に入れておくと良い。
・赤緑アポロ 微不利〜5分
かなりSTが増えた為受けやすくなった。魔導具をマナにおいて置くことによって、アポロをバウンスによるランデス効果を、ガルラガンや$スザークで相手のテンポを崩す事が出来るので、動きに支障がなければ必ず行う。これで相手からターンを貰った後に、次点のドルスザクもしくは卍解を狙って詰めていく。
・フィオナアカシック 微不利 (追記予定)
特に巨大型は、手札が潤沢にある為、$スザークによるハンデスは効きづらく、主にガリュザークによる動きの鈍化を狙いに行く。ブラットゥにより、相手の使い終わったカードを戻し、相手の山の濃度を下げに行く。
・赤青マジック 不利
最速3t、カード除去絡んだビート、横展開と青魔導具の嫌なセットが揃ったデッキとなっている。とりあえずガルラガンを優先して立てるもしくは、新世壊から最速卍解するのを狙うのが基本だが、先行に限り、クロカミ立ててSTから相手を止めてカウンターを狙うプランがある。この対面ラガン>新世壊の為、両方持った場合はラガンを有線する。相手を上手く遅延出来れば、クロカミ下なら新世壊を立てるところから6マナで卍解出来る。卍解もしくは試練から詰めれば勝てる為、早めに詰めに行く。
・黒単アビス 微有利
ブラットゥで相手のアビスラッシュをケアしたり、ジャブラットの耐性を剥がしたり、殴る時にハンマーダンマーやスパイナーの濃度を落としたりする為必須。ジャブラットやジャシン帝による除去耐性があるため、クロカミによる遅延がかなり有効。最速ラガンが狙える場合のみ、邪侵入ケアで出す場合はあるがレアケース
・黒緑アビス 微有利
こちらは、最速3tでの大量展開以外は対応が出来る。新世壊の除去がエレメント除去な為、マナが伸びやすい。クロカミでの盤面止めや、「全て見えてるぞ!」の通りが良い。1度卍解すれば後は面を詰めるなり、ループするなりやりやすい。黒単もそうだが、マーダンのシビルカウントは墓地のカードなら何でも山下に送れる為、ガリュミーズも下に送れるのでバレットゥ等で墓地落とす際には注意しなければならない。
・シータジョラゴン 有利
卍解が決まりやすく、なおかつモモミーズを出されても新世壊によりケアが出来る。唯一の注意点は、むやみに踏み倒す事でガイアッシュが対応が出来なくなって持っていかれる点には注意しよう。ドラゴ大王ですらカージグリを当てるもしくは、試練ループで超えてしまうのでかなり戦いやすい。
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