家 という単位
家。
例えばコップ。何故彼らは人の飲んだ後のコップを勝手に使用するのか。気持ち悪いんやが。
私はそれが嫌で嫌で。でも家に居は3世代居住している宿命か、コップめっちゃある。割れて捨ててやっと減ってきたから、100均で「これや!」と思うものを導入した。
私はオタクなのでワートリ柄(四角形の連なったみたいなやつ)っぽいマグにした。あと一杯飲みたいからでかいのを。
私は心の広い人間ではないし、末っ子やから自分の持ち物に関しては敏感に反応する。己の陣地を守ることは大事やと思っている。末っ子は強くあらねばならないのだ。
なんで俺の大事なマグ勝手に使う???????????????????
正直万死やぞ??????????????????????
犯人は父なわけだが。
父は還暦をを迎えた元気な初老。長男。
「そういう年齢の、長男。田舎育ち。」
このワードで嫌な予感がする人は仲間。
勝手なうえに小さい頃から「歳いったら頼むで」等言われ。
(こちとら真面目育ちの後天的開き直り、しんどい無理)
家にあるものはみんな自分のもんやと思ってる。
(末っ子だぞ!!!!!!!!!主張するか陣地に持ち込まん限り所有物なぞ存在せんわ)
いろんな要素により実家めっちゃ嫌いやねんけど、別に虐待されたとかではないし、たいして面倒見られた記憶はないけどネグレクトではなかった。
でも好きにはなれん。
狭量な私は他人(自分以外の人間)と長時間一緒にいるのが本当に無理。友達でも無理。家族も無理。
完全にひとりで生きて死んでいくつもりでいる。その為に必要な投資と勉強も今年決めた。
技術が伴ってきちんと稼げるようになったら家も出る。出たらもう戻らん。
別にコップだけじゃない。
私はずっと小さい頃からあの家では(家だけじゃないかもしれない)異端で、異端に慣れてる人たちが家族でよかったと思ってる。そこは本当に。
彼ら自身も、私にとっては奇妙な人たちで。
私の学校環境や交友関係的に、この田舎の風潮、ここで育った人間には相容れない。今更容れる必要も感じない。
姉は姓が変わり、私は一人で、確実に家はなくなる。その事実に清々してしまっている。
イエとはなんぞや。
守りたいんは自分やぞ。
それでええやんけ。