チラリズムが好き

それはさながら、推しと私たちの愛しい追いかけっこ。


そういう記事ではありません。年齢制限コンテンツはないので国にお帰り。


オタクです。最近は、サバイバルオーディションに挑み、アイドルを目指す練習生の応援をしています。
今日は、推しの彼の「チラリズム」の凄さを誰かに聞いてほしくなったので、筆を執りました。


まず最初に推しのことを紹介します。
笹岡秀旭、20歳、埼玉県出身。
特技は作詞・作曲・編曲 MIXマスタリングを含めた楽曲制作、
趣味はカブトムシを捕まえること


ボーカル志望で、番組開始前に公開された「オンタクト能力評価」では、
幼少期に家の壁をぼこぼこにするほど練習した」というゲーム「太鼓の達人」の賜物(?)のリズム感で、米津玄師さんの難曲「感電」を見事に披露しました。おそらく一発撮りなんですけど、練習はしてるかもしれないとはいえ一発でこのクオリティって、なんなんでしょうね。ほんとに。



ダンス経験は「ぎゅっとすると1年」程度とのことですが、
リズム感を味方につけたダンスは「音ハメが見ていて気持ちいい」と好評です。個人的にはダンスブレイクの時のウェーブがすごすぎて、毎回見るたびにびっくりします。結構骨のしっかりした体格なんだけど、骨、ある?って思う。


お分かりだろうか。

癖の強さと、具体的なことは何も分かっていないことが。

アイドルのプロフィールって、好きな食べ物とか、そういうのだと思っていたし、そもそも、このオーディション自体、もともと一般人の子が応募してきていることが多いので、過去にやっていた活動とか、お友達のタレコミとかでどういう人となりなのかがある程度わかるものなのだ。

なんにも出てこない。
マジで。


笹岡のファン、通称笹プが知っているのは、この独特な文字でつづられた自己紹介にあるものがほぼすべてなのである。


だからこそ、彼が少しずつ残していく残滓を拾い集めているのだが、最近、それに対してなんとなく答えを教えてくれているような気がして、この追いかけっこがとても楽しいのだ。
こういった、彼の何かを知るためのきっかけを彼が出してくれることを、私は「チラリズム」と呼んでいる。


例えば、この10問10答では、尊敬するアーティストに、
BTSのV氏、B’zの稲葉氏、JO1の河野氏を挙げている。

でも、これを最初に見たときは、
「K-POP好きって顔してなくない…?まあ韓国系のオーディションだし、空気合わせたのかな」などと考えていた。大変失礼である。

先日、収録前に私服でくつろぐ笹岡の姿が公式チャンネルで公開された。

何それ?!??!???!という派手な柄シャツを着ている。
1枚2万円するシャツは、とあるコンテンツで「お姉ちゃんがいて、お姉ちゃんとこの服を買ってきました!」と新品のデニムジャケットを見せてくれた、あのおぼこい笑顔とは結び付かない。あまりにも今まで私たちが見てきた彼のイメージになく驚愕していたところ、どうやら、「BTSのメンバーがMVで着ていたもの」だということが判明した。

本物のオタクやんけ。


また、同様にB’zの稲葉氏をリスペクトしているらしい話もさせてほしい。
見てほしいのは、先ほど挙げた手書きプロフィールの「座右の銘」である。

楽はしない 偉ぶらない 誰のせいにもしない

これは、稲葉氏が作詞を手掛けた「RED」という曲の歌詞だそうだ。
そして、もう一つは、こちらも番組開始前に公開された、
自身の1日を自撮りして公開したコンテンツである。

3枚目の左上。
2017年に発売されたB’zの20thアルバム、「dinosaur」の何かがかかっている。(HMV限定特典のクリアポスターな気がしているのですが、有識者各位はどう思われますか?)

いや、オタクやんけ。


なんというか、行動が「本物」なのだ。
ちょっとしたグッズを持ってるよりも先にある、「いつでも目に入るところに置く、おそろいのものを買う、生活圏内に入れてしまう」ということをするのは、そのものを深く愛してしまった人、所謂オタクがすることで、すごく親近感があった。
そして、その「笹岡がちょっとオタクかもしれない」ことに、本人が違うところで発信した色んなことを拾い集めてたどり着いたのもまた、ちょっとおかしな方向に愛が走っているオタクだからこその結果だなと思う。
つまるところ、オタクがオタクを愛でて楽しんでいる構図なのだが、前者が笹岡で後者が私たちなのか、こうやって踊らされている私たちが前者で後者が笹岡なのかは、本人しか知らないのだ。私たちが「エッ、笹岡、もしかして…?!」となにかに沸いているとき、笹岡はちょっとニヤッとしてたりするんだろうか。



それはともかく、何かと画像を拡大したり憶測を立てたりと、ちょっと斜めな愛し方をしてしまっている自覚はあるし、全然事実と違って怖がらせていたら大変に申し訳ないのだが、こういう、「知ってしまったら愛さずにいられない」ところが、この男の怖いところだなと思っている。
次の供給(新しい動画や画像が公開されること)では、どんな新しい笹岡のチラリズムがあるかしら。
でもそろそろ、普通に好きな食べ物くらいは教えてほしい。あ、ピーマンの肉詰めが上手に作れるのは知ってる。こういうとこが癖なんだよな。


さて、そんな彼ですが、101人から始まったオーディションで順調に勝ち進み、40人にまで残りました。
とはいえ、状況は予断を許さず、私が彼の好きな食べ物を知れるかどうかは、彼が最終の11人に残ってデビューできるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。

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チラリズムを追うのも楽しいけど、水着が嫌いとは言えないでしょ?

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