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愛してるの代わりについて


こんにちは、新人VTuberの名梨ナイです。
初配信は2022年5月7日です。
普段は旅のような事をしています。


今日は愛してるの代わりについて考えた事、気づいた事を書きます。


名梨が名梨ナイとして、初めて覚えた言葉は「どうしたの?」でした。

次に「大丈夫?」

その次は「おはよう」「いただきます」「もっと食べなさい」などです。

夏目漱石の、有名だけど、本当にあったかはわからないと言われてる逸話に、こんな話があります。

教鞭をとっていた夏目漱石は英語の授業で「I love you」をどのように訳すか? と問いました。

多くの人は「私は貴方を愛しています」と答えました。
そこで夏目漱石は「日本人はそんな言葉を使わない"月が綺麗ですね"くらいが丁度良いんだ」と怒った。

というような話です。
知ってる人もいると思います。

知ったとき、確かに、とわたしは思いました。

これは、浅学な(文字通り、学が浅い、あまり勉強をしていない、という意味です)わたしの個人的な見解、なんですが確かに「愛してる」って昔の小説には殆ど出てこない気がしてるんです。
もしかしたら今もそうかも。

「想う」とか「君のことを考えている」とか「何も手に着かない」「とにかく会わねばならないと思った」とか。

「愛してる」って、遠い言葉な気がするんです。

わたしたち「I love you」を使わなくても伝えてるんだなって思ったんです。

「どうしたの」「ごはん食べてる?」「困ったことない?」「風邪引いてない?」「暖かくしてね」言われて、覚えて、使ってるこの言葉ってね。
これ全部、愛してるって、意味だと思うんです。
そう思うと、わたしたちの言葉って、すごく照れくさくて、回りくどくて、丁度良い。

わたしがいつか「本を読みなさい」を祝福だと思ったのは、愛してるの言い換えだったからなんです。(名梨ナイのnote、祝福について参照)

もちろん、愛に深さとか大きさとか色々あるのはわかるんですけど。

「愛してる」にたくさんの言葉が使えて、わたしはとても驚きました。

それからなんだかむず痒くて、月が綺麗ですねくらいが丁度良いのがとてもよくわかったんです。

お互い恥ずかしいから「愛してる」のは「一緒にいると楽しいね」に言い換えて、秘密にしましょう。


今日はここまで
2022年3月26日
名梨ナイ

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