観光地で住み込みバイトをした話
こんにちは。前回の初めてのnoteでは、予想以上にたくさんの反応をいただき、嬉しかったです。ありがとうございました。
今回は、Piscine受験の資金調達のために行ったリゾバの話と、現状報告をお届けします。
リゾバに興味がある方は、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
リゾバ : リゾートアルバイトの略。観光地で住み込みで行うアルバイトのこと。主に派遣社員として勤務します。
Piscine : 42Tokyo（エンジニア養成機関）の独自の入学試験。私の前回のnoteを読んでいただけると嬉しいです。
どこでリゾバしてたの
初めてのリゾバ。私が選んだのは日光でした。
地元が栃木県なので、せっかくなら最初のリゾバは地元の観光名所にしようと思って。Piscineでは各地から人が集まるだろうから、少しでも地元について話せたらいいなと思い、日光を選びました。（結局、会話下手すぎて全然話せなかった）
あと、単純に交通費を削りたかったという理由もあります。
わくわくの初リゾバ開始！
自分が調べた情報から、リゾバ先のホテルには派遣社員が多いんだろうなと思っていました。思っていました。
しかし、私が配属されたホテルは、ほとんどが正社員。正社員が多いということで、皆さんベテランで、お局様もいらっしゃいました。派遣社員は珍しいらしく、初日にお局様から「派遣さんということは、相当腕に自信があるのよね？」と言われたほどです。
けれど、そんなお局様とも日を重ねるうちに、めちゃくちゃ仲良しになっていきました。（たぶん片思い）
パンやシュークリームを焼いてくれたり（お局の分ももらって食べてた）、最終日にはハンバーガーを奢っていただきました。
あと冥途の土産だと言って（言ってない）、蒸しパンのレシピを教えてくれました。（もちろんまだ一回も作っていない）
このリゾバを通じて、少し癖のあるおばさま達と仲良くなるには、彼女たちの承認欲求を満たし続けることだなー、と何となく思いました。
リゾバ中は、みんなに餌付けされていました。私の金欠情報が広まって（田舎だから噂の拡散力がえぐい）、お局たちに自宅で作ったおかずをいただいたり、賄い禁止の職場にもかかわらず、たくさんもらっていました。本当にありがとう、、。
加えて、姉が仕送りをしてくれたおかげで、本当に助かりました。頭が上がらない。。
この時のリゾバでは、ホテル内の和食料理亭で仲居さんとして働いていました。修学旅行生の受け入れが多いホテルで、たくさんの小学生と触れ合えて楽しかったです。
休みの日には、一人で観光に出かけることができて、とても楽しかったです。（勉強しなさい。）
一人暮らしの大変さもしっかり学びました。
自分へのご褒美に鶏肉を買って、それを楽しみに毎日仕事を頑張り、いざ食べようとしたら消費期限が一週間前だったりしました。泣いた
それと、金欠中は食パン一斤が百円だと考えると、すべてのものが高く感じていました。
知らない外国人男性二人と全力疾走した夜
ある夜、電車に乗って外出しようとした日がありました。その日は夜までシフトが入っていて、仕事終わりに駅へ向かいました。私は公共交通機関に乗るのがすごく苦手で、ドキドキしながら目的のホームで電車を待っていました。。
乗る予定の電車の出発時刻の数分前、向かいのホームに電車が到着します。
（やばいこれじゃん！！走らんと！！）
急に走り出した私をみて、後ろにいた観光客と思われる外国人男性二人も、何故か一緒に走り出しました。（！？？）三人で全力並走して、何とか出発時間に間に合いました。歓喜。
ところが、一緒に走った男性二人は、たった一駅で下車してしまいます。それも神妙な顔つきで。
寂しいなー、せっかく並走して電車に間に合ったのに、まだ握手もしてないよ、、と考えているうちに、もう一駅進み、流れてきたアナウンスに私は耳を疑います。
―「まもなく○○駅、○○駅。終点です。」―
終点！？！？？！
私の目的の駅まで、あと3駅はある筈なんだけど？！
困惑しながら電車を降り、地図を開いてみると、
逆 方 向 じ ゃ ん 。
泣きそうになりながら駅員さんに尋ねたところ、これが終電らしい。私は目的と逆方向の電車の終電に乗り、終点に来てしまったのです。
夜ご飯も食べていないのに、、。
駅内の自販機で割高のカップ麺を買い、同情の目をした駅員さんにお湯をもらい、啜る。
寄り添ってくれるのはこの黒い光沢をもつGと呼ばれる虫だけ。
一緒に朝を迎えました。
この日以降、東武鉄道に乗るときは、駅内のアナウンスを、共テのリスニングの時よりも集中して聞くことにしています。
リゾバこれからする人へ
1. 準備
働きたい一か月くらい前から応募すると、選択肢が多くて強いです。ただし、妥協すれば一週間前でも全然見つかります。働く期間については、2週間から1年までさまざまな求人がありますが、3か月くらいの期間が空いていると、採用されやすいと思います。
2. 派遣会社選び
これめちゃ重要。たくさんあるのでよく選びましょう。
私のおすすめは、一番大手の「リゾートバイト.com（グッドマンサービス）」です。私の経験や調べた情報から、ダイブとワクトリは当たりはずれ多い印象があります。
すぐに働きたい場合や、うまく仕事が見つからないときは、一社だけでは回らないので、複数の派遣会社を同時に進めるのがいいです。私は５社ぐらいに登録していました。
また、派遣会社によっては、無料の英会話サービスなどが付いてくることがありますが、そのような特典は主に3か月以上勤務する人が対象らしいです。（これは大先輩に教えていただきました）
もちろん私は罠にはまりました。
派遣会社への登録はすべてネットで行い、仕事の採用は電話面接だけなので、本当にすぐに決まります。
3. 条件確認
以下、個人的チェックポイントです。
・賄いがあるか。
・必要な家具は備え付けてあるか。
・布団かベッドか。
・徒歩圏内にコンビニやスーパーがあるか。
・寮から職場までどのくらいかかるか。
・職場における派遣社員や海外から来た社員の割合
・給与の振込日（私はこれをちゃんと確認しなかったので、リゾバがほぼ終わるころにやっと一か月分の給料が振り込まれる契約になっていて、結局前払い申請をすることになりました。あほ。）
4. 面接に通るための受け答え
面接での質問には、必ず意図があります。
派遣会社と派遣先の立場に立って、どう答えれば採用したいと思ってもらえるか考えましょう。
例えば、
Q. 延長はできる？
A. できます！
みたいな。私は嘘でもこう答えてました。延長の有無なんてあとから変更できますから。
6. 決まったら
持ち物リストは、結構適当に書かれていることが多いので注意が必要です。
例えば、
・パンプス（またはローファー）必須 ←うそ
・黒（または白）のインナー必須 ←うそ
ということがよくあります。
私は「パンプス必須」と書かれていたので、新しく買っていったのですが、実際にはみんなスリッパのようなラフな靴を履いて走り回っていました。結局、新しく買い直す羽目になりました。
また、キッチンがない場合、 IHクッキングヒーターとか、ドンキに売ってるので買うのがおすすめです。
𝑸𝒖𝒂𝒍𝒊𝒕𝒚 𝒐𝒇 𝒍𝒊𝒇𝒆 が全然違います。私はリゾバ中の唯一の楽しみが、自炊でした。
あと貯金したくてリゾバする方は、アプリとか使って家計簿をつける事をおすすめします。視覚化、大事です。
現状報告
今、軽井沢でリゾバ中です。森に囲まれながら、noteを書いています。
初めに言います。明日、やめます。応援してくれた方々、ごめんなさい！！！
なんでこんな状態になってしまったのか、説明します。
まず、Piscineが終わったらリゾバを再開しようと思っていました。理由がいくつかあって、
・家出少女だったから行くアテがなかった
・もしPiscineに落ちてたら廃人になりそうで、それを防ぐために強制的に忙しくなる必要があった
・自分に対してSかつMなので、自分を虐めたかった
けれど、現状は、
・家族と和解したので、一定期間は実家に滞在可能
・Piscine受かっていたので今は 労働 ＜ 勉強や家探し
・もう十分苦しんだ。あとこれはアウトプットのない自分虐めだと気づいた。
まじで何してんだアホすぎる、、。
そして、やめる理由について、まじで言い訳なんだけど、採用前と派遣後で全然話が違ったんです。
社員食堂が週5で営業していると聞いていたので、何も持っていかなかったのに、実際は週2もやっていなかったり（そのせいで、二日に一食の生活を強いられました。）
「職場でのマスク着用は任意」と聞いていたのに、実際は必着だったりした。
普通にむりです。あと面白くないのでやめますごめん
あと見て。
これ部屋にあったテレビ、まじうける。
ということで、一旦実家に帰ることにしました。
私もみんなみたいに早く家を見つけて東京に引っ越します。またいつか暇が出来たときに、リゾバしようと思います。（次はもっと慎重に選ぶ。。）
終わりに
時間があって、リゾバに興味がある人へ。
しんどそうって思うかもしれませんが、「あと一週間だけ耐える」を繰り返せば意外といけます。（けど私はやめます！！）
あと、割と時間がなくても、二週間から始められるところもあるので、試しにやってみるのもありだと思います。ただ、勉強時間は確保しにくくなります。
それに、友達と一緒に応募できる場所に行けば、めちゃくちゃ良い青春の思い出になるんだと思います。誰か一緒に行こう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
チャンネル登録、高評価、コメントもよろしくお願いします。
少しでもリゾバに興味が湧いた人、ぜひ連絡ください。一緒にリゾバ行きましょう
次回の動画でまたお会いしましょう。またね～！