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新聞記者という職に触れてみる
新聞記者さんからインタビューを受けるということが起きた。
自分が運営メンバーに入っているイベントの取材だった。
途中合流で、名刺交換。
あいにく職業的に、私は名刺を持っていなければ、交換したこともない。
マナーも知らなくて、きっとなんじゃこいつ案件だったと思う。
申し訳なく、ほかのメンバーが話す中でもくもくと話を聞く。
そのメンバーが席を外したタイミングでこちらに緩やかに話が振られる。
記者さんって話を振るのが本当にうまい。
2社の新聞記者さんから同時にインタビューを受けていて、
それぞれの記事を創るのに必要事項が違う。書きたいことが違う。
そりゃそうだと思うだろうけれど、目の当たりにしてどきまぎした。(それから、同じ出来事がネット、TV、チャンネルによってどう違うのか見てしまう。)
記者さんは、リアクションも上手い。そして疑問がちゃんと出てくる。掘り下げてゆくセンス。
書きたい部分については何度も確認された。書いていい内容なのか等も聞かれた。
最後に写真撮影。
ポスターを持って笑ってみる。小学生の頃、賞状を持ってぎこちなく笑ったことを思い出す。今でもあの頃のままぎこちなく笑っている。
フラッシュが付いたカメラ。写真の目的を考える。新聞に必要な写真なのかもしれない。撮りたいじゃなくて、撮るもの。必要なもの。
なんだかんだで終わってみて、新聞記者という職業に少しだけ憧れがあった小学生ぐらいの記憶が引っ張りだされた。雑誌の編集者になりたい、小説家になりたい、と小5ぐらいの自分は言っていたのだ。
人と関わり、文字に起こす。
当時の自分のお小遣いで買える月1冊の雑誌を隅から隅まで読み漁っていて、テレビでは編集されてしまうような内容だが、深掘りして、それぞれの人が見えてくる感覚が好きだった。今なりたいかどうかはまた別の話で、大変そうな職種だと知った。
不慣れな空間に頭が回らないま終わってしまった。今までの自分にはなかった体験だ。