空港あるき
「飛行機見たいよね」
その一言により、小学生ぶりに空港に遊びに行ってきた。
スカイデッキで人々が見つめる視線と先には、飛行機が飛び立つ瞬間があった。
3Dみたいで、本物なのだけれど、どこか嘘に見えた。それくらい非現実。
そしてどギマを抜かれたのは、
飲食店街の作り込まれた世界感とピクトグラムの数。
人の歩く速度って不思議だ。
それより遅いけど、
立ってるだけで進んで、
歩くとぐんぐん進んで、
降りると宇宙から帰ってきた宇宙飛行士さんみたいに足は重く重く、おもく感じる。
ピクトに日本が折り混ぜられていたり、
国際線、国内線、今まで意識して見たこと無かった標識数々。
あと、天井の凹凸デザインも特徴的だった。
あと飛行機の外観にもピクトがいっぱいあった。
飲食店街は隅々に日本文化を感じさせる仕組みが多くあった。
のれん、見る角度によって変わる浮世絵のデザイン、街灯、、、、どこかの街並みがあって、空港ということを忘れさせる。
空港あるき。街を歩くよりも造形的だが、
外国語と日本語が混じり合い、
「世界」と「日本」を感じられる
新しい場所だった。