『オフラインラブ』圧倒的言語化率の高さが持つ破壊力
私は恋愛リアリティーショージャンキーです。
世界で最も恋リアを見ていると言っても過言ではないでしょう。
『バチェラー』『バチェロレッテ』『ラブイズブラインド』『ザジレンマ』『オオカミシリーズ』『あいのさと』『テラスハウス』『ボーイフレンド』
『オフラインラブ』という恋リアが配信されています。デジタルデバイスを断ちフランスの都市ニースで運命を探す10日間。
概要を見た時には、
いやいやデジタルデバイスのない生活が非日常すぎるかつ海外での生活て、非日常の中に非日常をぶち込んでどうするんだと、そんな現実、実際の生活とかけ離れた環境での感情は長く続くわけあるかいと思っていました。
みなさん。見てください。
何が良いか。まずは出演者が全員可愛い。美しい海、美しい街並み、美味しそうな料理と可愛いやり取り。永遠に見ていられます。
他の恋リアとの違いで言うとずっとデートしてます。いやいや恋リアなんだからデートは普通だろと思うかもしれません。他の恋リアの多くは共同作業、共同生活をする中で時間を作ってデートをします。生活や作業がワンクッションある。一方『オフラインラブ』は出会った瞬間デートが始まる。デート以外の時間がむしろほぼない。恋をするにはデートをしなければならないと思っている私にとって、他の作業や生活に時間を取られデートができない恋リアを見るとむずむずしてしまうので、思う存分デートをしている『オフラインラブ』は見ていて気持ちがいいです。
喫煙シーンがある。これは大きなポイントです。
他の恋リアで喫煙している人をほぼ見たことがありません。恋リアの傾向として恋愛の美しさを際立たせるために喫煙シーンは排除されているのかもしれません。チルタイムは多少なりともその人の素を感じさせてくれる部分であるので、その中での表情を見られるのは個人的には重要なパーツであると思います。
恋愛の持つ負の側面も表出しています。恋愛最高!恋愛は素晴らしいものだ!に無理に持って行こうとしていないのが素晴らしいと思います。好意を伝えられるのは必ずしもプラスなわけでない。伝えられた側の葛藤が『オフラインラブ』にはあっていいなと思いました。
また、言語化率の高さが恋リアの中で群を抜いていると思います。自分は今こう思っています。をはっきりと言語化する方が多いためディスコミュニケーションでのすれ違いがほぼない。そして、恋リアの多くはこの後どうなるかわからない余白を持たすことが多いですが、そう言った手法が過度に適応されていないので、もしかしたら驚きを求めている人には向いていないのかもしれませんが、人と人との対話による関係作りに興味を持てる方にはガシッとハマると思います。
出演者のキュートさ、チルタイム、好意を伝えられる負担、言語化。デジタルデバイスがあろうがなかろうがもしかしたら揺るがないかもしれないが、確かにそこには現実味を持った、実生活と地続きの可愛い人たちがいました。