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全国大会で使用した炎門ゾンサガの話

はじめまして。
関西で細々とヴァイスしています、にぬと申します。
関西といいつつも、関わりが深いのはほぼほぼ鳥取勢の方々で、
普段からよくお世話になっています。

今期は京都地区ネオスで優勝し、初めて全国の場に出ることができました。
いいタイミングなので京都および全国で使用したゾンサガについての自分の思考の整理・言語化のため記事を書きました。

こういう書き物は初めてなので読みづらいところも多々あるかと思いますがよろしくお願いします。


デッキ選択

ゾンサガを選択した理由は、以下になります。
・長期間使っていることもあり練度的に一番勝てると思ったため
・考えることが少なく簡単なので集中力の燃費がいいこと
 (どのデッキでも集中を切らさずに連戦し続けられるのが理想ですが、、)

22年の大阪地区トリオで初めて大会に持って行った際、個人4-0で感触もよく、タイトル抽選的な面でも有利かと思いそれ以降擦り続けています。

22〜24年の中で他のデッキも触る機会があり、真面目にその時々の環境デッキの向き合おうと思いつつも、今夜勝ちたい自分はすぐゾンビ化してしまい、アンブレラ社みたいになってしまいました。

今期地区の戦績
小倉トリオ   3-1
京都ネオス   8-1
名古屋トリオ  5-1
全国      2-3
通算18-6でした。
ゾンサガの初見殺し感や安定感もありますがそれ以上に運がよかったです。
全国ももうちょっと頑張りたかったですが壁は厚かったです。

デッキレシピ

U Tool for WS様より

どうも、馴染みがないことでお馴染み、炎門です。
環境ではないゾンサガというタイトルの中でもさらにマイナーな型になります。色発生、詰めの準備、面取りなど面倒な要素を削ぎ落としていった結果、こうなりました。
余談ですが、見た目がオモチャすぎて周りの人には「いつ扉にするの?」とだけ言われて門の研究については誰も取り合ってくれませんでした。
また、一時期は大会で負け越すたびに扉のパーツを揃えていかなければならないという縛りをかけて呪力を底上げしてました。
扉の方は概ねレシピが固まっていますが、門はまだ研究の余地があるかもしれませんので、炎門の有識者が集まる村があれば教えてください。

扉と門について

扉対応は決まれば強いですが、そこに至るまでの準備が多く労力が見合ってないと感じました。今の時代固い山相手であれば山下落下させた方が簡単かと思います。
個人的には、思い出ギミックやリベンジが入ってくるのでデッキスロットの圧迫により序盤の安定感が下がるのが窮屈でした。(色発生も混雑します。)
また、アグロ寄りでゲームスピードは速いのですが、そのせいでゾンサガ側の準備が追いつかないといった状態もそこそこあり、どことなく噛み合いの悪さを感じていました。

そのため序盤の安定感をあげてさらにアグロに寄せた門になりました。
門の特徴まとめ
・詰めの準備が簡単
・詰め用のカードが少ないのでデッキスロットが多い
・色発生が簡単(黄→赤→青の順)
・炎対応を連打しやすい
・相手の防御札をほぼ考えなくていい


各種カード採用理由

各種カード採用理由
テキスト確認を求められることが多いので基本的なことも含めて一通り書いています。知ってる方は適宜読み飛ばしてもらって大丈夫です。互換名ありです。

レベル3 (11枚)

愛 4枚
詰め。相手リバース時に3点バーンのテキストを付与します。
強くないけどダメージレースの有利を取って3の序盤~中盤の一押し用と割り切ります。

純子 2枚
出たときに追加1コストで控えから愛を釣れます。イベ助不可とパワーが出るのがえらいです。理想盤面は愛3面ですが、防御札の多い昨今、リバース条件を達成するためには純子+愛2面と後述のチャブル付与の並びが安定感あっていいです。この場合、純子と愛を1枚ずつ抱えつつ、控えに愛がいるだけでいいので要求されるカードが少ないのも○。触れない領域に刺さって防御札を許すとお辛いので2枚。

逆圧縮 1枚
相手の山に触る唯一の手段なのでお守りに。
ソウルバフのテキストは詰めを打ち切った次ターンにまだ命があり、余生の平パンを繰り出す時のソウル調整に使います。
あとは3/8の佐賀地区でのアタッカーも兼ねます。お守りなので1枚

サキ 1枚
ダブルバウンス。楓テキストや中学生テキストに対して使います。
使用対面が限られるので1枚

千鳥ヒール 3枚
真互換と合わせるとパワーが出ます。
黄の早出し(控えCX2枚以下条件)との選択枠。バウンスを入れないと詰めが機能しない恐れがある関係上赤発生を考えてこちら。
色発生とロングシュート回避のため気持ち多めで3枚

レベル2 (0枚)

1レベ 4枚

オペトル 4枚
3は大抵拾えませんが、デッキの大半が0なのでなんでも拾えるとポジティブに行きます。
1リフに向かいつつ炎対応を拾う用として使用します。
集中とイベントがお互いにアクセスできるので1週目の山が早くなります。
終盤の詰めを揃えるタイミングではフィレスを経由して山のカードにアクセスしたりします。
このイベントがこのイベント自身と、後述の島風改のハズレ札にもなるため悩みどころではありますが、扉型の運命へのリベンジ6〜7枚入ってるよりマシと思うことで精神を落ち着けています。
1以降は出番が減るので1のレベル置き場に優先的に置きます。
実はオペトレ派です。

レベル0 (27枚)

炎対応 4枚
デッキの核です。CX補給、山堀り、墓地肥やしを兼ねるすごいカード。
ルック集中のためCXをもってきやすい上に、対応時は控えのレベル0が実質手札となるワイルドカードなので盤面再現のループ率が高いです。
この安定感、ハマります。

オカ研 4枚
オカ研テキストはほぼほぼ炎対応を引っ張ってくるのに使います。
1クロック受けるのは嫌ですが炎対応が揃い切ればクロック2ドローが必要なくなるので必要経費として我慢します。
また、後半のテキストですが炎対応のおかげで無理なく舞台に配置することができるので他のタイトルより価値が高いと思います。
相手のCXを牽制のため、炎対応で空いた枠に置いておきます。
CXを打たれなければダメージレースの有利をとれ、CXを打たれればこちらのリソースが増える2択をかけられます。どこにいても強いので4枚

島風改 4枚
お馴染みの最強カードです。
ゾンサガが0でやりくりできてる理由の一つになります。
これのおかげで4~5000のラインであれば1〜2面触りにいくことができます。触れないとなれば一転してサイドアタックを決めます。
メイン手出しでのトップチェックや炎対応から3面蘇生させることもあるので4枚
特に8電源タイトル相手ではこちらの盤面が空かないため相手のソウル2キャラが着地して漸くダメージレースが五分になるので有利だと思っています。(ツインドライブなどでドラドラされるときついです。)
面取り環境にストレスを感じている方は、このカードを試して面取りを放棄すると非常に楽になります。もちろん相手にも楽をさせるので後々大変なことになりますがそれはレベル3になった時の自分に任せます。

霞 2枚
テキストが噛み合っておりパワーが出る良い霞だと思います。
控えに1枚あればそれを使い回すので2枚で十分です。
後攻1ターン目で霞テキストを喋れる状況は嬉しいですが、うまく回る場合はそれ以降は手札には困らないので序盤の1アドは誤差かなと思います。ダメージレース重視のため、極力ダイレクト面を作りたくないので後ろに下げないという選択肢もあります。
プールに霞があることで警戒する相手が先行ドローゴーしてくることもあるのでそうなったらおいしくダイレクト3面貰います。

ボトム相殺 2枚
ルーナを見つつ、その他PIG持ちに合わせます。こちらも炎対応のおかげでループします。特に8門あやトラには強く出られます。
またアタック時トップチェックで山上or山下選択できます。炎対応多面で先に島風改を出してトップチェックでCXが見えた場合、次の蘇生をこのカードにしてそこからアタックすることでCXを噛まずに済みます。可能であれば霞で起こします。デッキに触るのがオカ研とフィレスぐらいなので、山下に送ったCXはそのままにしやすいです。
オカ研でストックを積んでいきたい気持ちがあり、初パン噛みは吐ききれないことが多いので結構重要と思っています。多面する相手は限られるので2枚。

リバ時トップチェックして0なら手札に加えるやつ 2枚
正式名称(互換)がわからないカード
そんなに強くないと思いつつも先攻で出せると嬉しい。
非採用のリバ時3ルックとの選択枠かもしれません。この構築だと0が多く大体成功することと、CXをめくっても落さずに済むのでこちらにしてます。
1のレベル置き場に置くカード候補その2

フィレス 2枚
便利カード。
序盤は炎対応集め、中盤は必要に応じてボード配置、終盤は3レベ集めと隙がないと思うよ。
手札が炎対応で埋まりつつ、さらに確定サーチがなく3レベが集まらなくて苦労してましたが、このカードを見つけてかなり変わりました。
控えから出しても役目があるので気に入ってます。

チャブル付与 2枚
詰めターンの前に炎対応でしれっと置いておきます。地味すぎてよくレスト拳打たれそうになります。
レスト拳、ソウル減、ダメージ無効と防御札が多い昨今、それを無視して詰めに行けると思うと逆に詰め強くないか?とポジティブに行きます。詰めの強さはともかくとして防御札を無効化できるのは精神衛生的に良いので、防御札へのストレスで寿命を減らさずに済むのが特徴です。長生きしたいので2枚。

CX入れ替え2枚
炎を打ち続けるコンセプトであることと、色発生のため2枚。他タイトルのCX入れ替えと比べてテキストが寂しいが古いタイトルだから仕方ないんだ。

2落下1枚
諸説あり
出たとき2枚落下でCXがあれば控えから手札交換できます。赤発生要因のカードを探した結果こうなりました。
2枚落下でテキストですが、よく山4枚アタック開始で山1残しという動きを擦るのでその時の山枚数調整に使います。山が6枚残ってしまった時に、集中とオペトレでは4枚残しにできないところでこれを出してお茶を濁します。他は、後攻1ターン目で炎対応をうてるけど控えに0が落ちていないなどといった状態の時、これからスタートしてなにか落ちれば嬉しいです。
あと初パンCX込みで4000出るのはこれだけなので炎対応からもたまに出します。


真互換 1枚
千鳥ヒールに圧倒的パワーを与えます。早出しをする時にこれとチャブル付与を後ろに揃えるとこれもまた安心感のある布陣になります。テキストの付与タイミング的に炎対応の蘇生と噛み合わないところはちょっと歯痒いですが…

控え集中 1枚
控えの3レベキャラに触る手段に乏しいので1枚
特に千鳥ヒールで数ターンヒール耐久する試合展開になった場合に便利です。千鳥ヒールは黄色の早出しと違い控えCX枚数を参照しないので集中ヒット、連投がしやすいです。
あと4枚集中と5枚集中を選べるので山枚数調整もできます。

不採用カード

移動+4ルック
先行初動札としても使えます。4ルックテキストでボードから消えるので千鳥ヒールを複数面する前ターンに炎対応で配置しておくと無駄なく早出し多面ができます。
色だけが微妙なので不採用としてます。

パワーが出て良いと思います。島風改、黄色早出しのパンプと合わせればさらにパワーが出るので扉対応の赤さくら関係なく入る可能性はあります。
1の色発生が2色になることと、レベル0のスロットが減ることを理由に不採用としてます。7000というパワーのバリューが上がれば入ると思うので選択枠です。

黄色早出し
千鳥ヒールとの選択枠
バウンスが必要のない世界が来れば赤が抜けるので対応幅があるこちらでもいいかもしれません。

リバース時3ルック
好みかと思います。
個人的に必要性を感じる場面がほぼなかったので入りませんでした。

ゲームプラン

全体
シンプルな詰めのなので、強い山を作られた場合は普通に詰みます。さらにこちらが盤面の取り合いを放棄しているため、圧縮も許しやすいです。そのため山を作らせないことを目標にスピードゲームを押し付けます。
逆圧縮はありますが、光景がないためストックを相手に崩してもらうしかありません。
①先に相手に詰めさせる
②ヒール耐久させる
主に上記2点でこちらの詰めが通る山にさせます。
①かつその詰めが不完全な場合、こちらが生き残って返しに詰めるのはよくある勝ちパターンとなっています。

マリガンについて

レベル0
先行1t目
適当にキャラを投げます。
初動の嬉しい度合いは
リバ時トップチェックのやつ>ボトム相殺>その他
2t目以降は後攻1t目のムーブと同じです。

後攻1t目
重要なので気合いを入れましょう。
可能な限り3パン、炎対応が打てる場合はこの時点からCX込み3パンを叩き込みます。
全人類平等な1週目の山かつダイレクト2面が空いている状態なのでできるだけ打点を入れたいです。
通れば相手は1ストックの状態で1レベ中盤まで飛び、2週目の山も甘くなるので命賭けて通しに行きましょう。

ちなみに、ここで打点を止められ1リフを取られる流れになると大体負けます。また、この3ストックを元に次ターン以降炎対応を探しつつ山を掘り進め1リフを取りに行きます。
もし炎対応が1枚ぐらいしかなくても控えに落としさえすれば次ターン以降炎対応で増殖していくので大丈夫です。

レベル1
引き続き炎を貼り続けます。

前列配置について
相手のボード次第ですが、パワーラインが低いならオカ研、リバ時トップチェックなどの雑兵を蘇生します。
触れそうなら霞、島風改2面などでちょっかいをかけます。
無理そうなら島風改3面でサイドします。リフ直前はリフ後に引き継ぎたいキャラをボードに残しつつターンを返すことで次の炎でまた同じ盤面を作れます。

後列配置について
炎対応、チャブル、控え集中、真互換、オカ研のなどの中からゲーム展開によって選択扉型と違い常駐させたい後列がいないのでオカ研2面などの配置もできます。炎対応の蘇生ですが、炎対応が手札とボード合わせて2枚以下なら炎対応とします。

レベル2
引き続き炎を貼り続けます。
ロングシュート系のデッキ相手には千鳥ヒールで生存率を上げます。

レベル3
門を貼ります。
純子、愛2面、相手3-0想定で3-3-3-3-3でリフor炎トリガー想定でどこか2回通せば勝ちます。
防御札が多いためバーン2回を基本形としつつ、無効化されない相手にはちゃんと愛3面していきたいです。

まとめ

今期は初地区優勝・初レシピ・初全国となり貴重な経験ができてよかったです。また、名古屋地区にて鳥取勢のトリオ優勝もあり大変良いシーズンでした。来期もがんばります。
各地区、全国で対戦頂いた方、ありがとうございました。

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