さんふらわあ こばると乗船記(中編)
前編の続きです。
いざ船内へ!
18時30分、乗船開始と共に船内へ。
受付で鍵を受け取ってお部屋へ向かいます。
今宵のお部屋はデラックスシングル。
こばるとの最上級船室、いわゆる特等船室というやつです。
窓はもちろん、お風呂・トイレも完備。
まるでビジネスホテルのような一室です。
日本に長距離フェリーは数あれど、1人用の個室でここまで設備が充実しているのはここぐらいではないでしょうか。
さすがは関西汽船…、といったところです。
出港
さて、出港の時間が近付いてきたので、デッキへ向かうことにしましょう。
写真中央の看板にご注目。
少し見にくいですが、何か書いてあります。
どうやら「くいーんふらわあ2」「くるしま7」と書いてあるようです。
「くいーんふらわあ2」「くるしま7」は1995年まで別府航路で活躍していたフェリーです。
というわけで、この看板、少なくとも28年前のもの。
前編でも色々と紹介しましたが、すごいものがたくさん残っていますね…。
別府国際観光港、恐ろしい場所…。
19時35分、汽笛と共に定刻通り別府国際観光港を出港。
この日は隣の岸壁にクルーズ客船「Seven Seas Explorer」が来ていました。
いつかあんなクルーズ船にも乗ってみたいですねえ。
別府の夜景を背に、ゆっくりと九州を後にします。
船の上から眺める別府の夜景も乙なものです。
船内でリラックスタイム
出港を見届けたところで、お部屋に戻って夕ご飯。
レストランもありますが、この日は満員御礼ということもあり、混んでそうだったので、乗船前に港近くのスーパーで調達。
とり天とか中津の唐揚げとか大分らしいものをチョイスしたつもりです。こいつ肉しか食ってないな。レストランの方は案の定大混雑、21時前まで満席状態が続いてました。
どうやら持ち込みという判断は間違いなかったようで。
夕食後は船内を徘徊。
シックで落ち着いた雰囲気の船内、本当に大好きです。
就航から間もなく25年、しかしそれほど古さは感じません。
さすがは関西汽船(以下略)
まもなく23時。
かつての寄港地、松山観光港の近くまでやって来ました。
※2000年頃から2008年、2010年から2011年まで寄港。
今は使われていない船首のバウバイザーは、松山(と大阪南港フェリーターミナル)に発着していた頃の名残です。
ちょうど小倉へ向けて出港した関西汽船の先輩「フェリーくるしま」と反航。1987年就航と「こばると」よりも10年以上先輩ですが、こちらは引退の気配もなく元気に活躍中。一体いつまで使うつもりなんですか。
いい時間になって来たので部屋に戻って就寝。
深夜の徘徊
深夜2時過ぎ、変な時間に目が覚めてしまいました。
夜間照明に切り替わり、ちょっと薄暗くなった船内を徘徊。
あれだけ賑わっていた船内も、さすがにこの時間は静まり返っていました。
ウロウロしてたら眠くなってきたので、部屋に戻って再び就寝。
つづく