Canada : Alvvays
Alvvays(オールウェイズ)
赤毛のアンで有名なプリンスエドワード島出身、現在はトロントで活動を続けるカナダ産インディーポップバンドだ。
彼らはAmerican FootballやThe Get Up Kids, Of Montrealなどを扱う、Polyvinyl Records(ポリヴァイナルレコーズ)に所属している。
『Archie, Marry Me』
浮遊感のあるサウンドに、モリー(Vo/Gt)の美しく伸びのある歌声が響く。
広い草原や海の上で聴きたくなる開放感を持ちながら、どうしても切なくなってしまうようなノスタルジーを感じる。
4年前、そんな彼らのサウンドにやられてしまった。
『Ones Who Love You』
透き通った地声の「Yah!」から始まったこの曲は、圧倒的にシンプルな3つのコードだけで構成されている。
たとえギターに触れたことのない人でも、コードのみであれば数時間でコピーできるようになれるだろう。
ただこの曲は、抜群なメロディーセンスとドリーミーなサウンドで、見事にAlvvaysならではのサウンドに仕上がっている。
1曲目に紹介した『Archie, Marry Me』も同じくだ。
難しいことは何もしていないが、5人が放つサウンドの絶妙な重なりに、耳を奪われてしまう。
この2曲は、1stアルバム『Alvvays』に収録されている。
2017年、彼らは2ndアルバム『Antisocialites』をリリース。
anti = アンチ/反
socialites = 社交界の有名人/資産家のお嬢様
という、インディーのスタンスを保ち続ける彼女たちらしいタイトルだ。
『In Undertow』
1stアルバムと比べてシューゲイズ要素が濃く、メロディーは煌びやかさを増している。
彼らが創造する音の幻想に引き込まれていくようだ。
この曲から始まる2ndアルバムは、1stよりも壮大で野外が似合うように感じる。
疾走感やネオン感のある曲も多く、夜のドライブにもハマる。(幾度となく実証済)
2022年10月には、5年ぶりとなる3rdアルバム『Blue Rev』をリリース予定。
インディペンデントな彼らの、待望の新作だ。
首を長くして待つことにしよう。
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