US : Caspian
マサチューセッツ州ビバリーにて大学の友人同士で結成。
2004年〜 現在も活動中。活動経歴はもう20年近い。
これまでに5枚のオリジナルアルバムをリリースしている。
2007年リリース
1枚目のオリジナルアルバム
『The Four Trees』の1曲目
彼らの美しい静寂は予兆的だ。
シガーロスの影響を受けている。と公言しているだけある。
シガーロスやモグワイからの流れ
日本で言えば、toeやLITEやMONO 等
思い浮かぶ顔が多かった。
『 ポストロック / インストゥルメンタル 』
は、私の好きなジャンルだからかもしれない。
このアルバムは私自身よく聞いた。
衝撃的な轟音を心待ちにしていたり、
刹那的で美しい、静かなセクションも、心待ちにしている。
この押し引きがたまらないのだ。
時が経つこと13年。
ベーシストの死去、3人のメンバーの入れ替えを経て
5枚目のアルバム
「On Circles』をリリース。
そして、その1曲目のライブ映像。
バンドイン、一音目には圧倒された。
感情と表現のアウトプットがどんどん、攻撃性を帯びていく。
メンバーの死。ダークなリフ。
複数本のギターが音を重ねていく。
鬱屈し、言語化し得ていない領域を
人間が内に秘めた本能的破壊衝動に任せている様に見える。
バンドの生き写しの如く変化していくアルバム。
あるべき、姿なのかもしれない。。
言ってしまえば、この手のジャンルは日本以外のヨーロッパ、アメリカでは受け入れる体制と需要があるので、栄えている印象がある。
だが、やはり洗練されていく。
何個も掘って掘って、感覚が麻痺してきていても、しっかり刺さる音。
今現在も活動中の、Caspianから目を離せない。
MK D