
US : Dehd
pitchforkのフェスでのライブ映像
まずは見て欲しい。
"簡単なことがいいぜ!俺達はとにかく演奏を楽しむんだ!"
そうゆう気概を感じる。
シカゴのスリーピースインディーロックバンド - Dehd
2016年から2021年までに4枚のオリジナルアルバムをリリース。
イギリスやドイツでツアーを行うなど、現在も精力的に活動している。
ライブ感が最高、クオリティーはさておき、無茶なフォルムで突撃していくグルーヴがある。
大自然を想わす壮大な音世界もだいすきだが、対照的な"ミニマルな3人組"感が刺さる。
バンドをやったり、スタジオに入ったりしてあの爆音を初めて耳にするあの瞬間に似てる。
原初的であり、衝動的だ。
そして、ベースボーカルEmily Kempfの ロングトーンと声質。何かが変わりそうな声なのだ。
ハスキーだが、芯が太く伸びがある。
こういうインディーポップみたいな雰囲気強めの曲もある。
ギターの音がTurnoverを彷彿させるが、影響は79年のコクトーツインズからきてるらしい。
見事にハマった私は、半月このアルバムを中心に聴きまくった。
コード進行が簡単な曲が多く、構成などもわかりやすくできている。
シンプルなプレイ・コードのルーピングが加速していく。
メロディのネタが豊富で、一曲の中にたくさんのメロディが出てくる。
同じ伴奏で違うメロディを歌うことがこのミニマル的な良さを出しているのかもしれない。
冒頭のライブ映像の音源が必聴なので、ここでもう一発。聴きながらどうぞ。
ローファイやキャッチーっていうのは誰の心にも寄り添うんだろう。
MVや歌い回しなどから伝わる、強烈な自由奔放さも魅力の一つだ。
彼らは縛られていない、自分のためにプレイしてる感じがする。
曖昧だけども、私の好きな音楽に共通していることだと思う。
2022/5/27 RELEASE
『Blue Skies』
先行でシングル配信されたMVがこちら。
笑っちゃうくらい思い切りがあって、ふざけてて、好き放題してる彼ら。
今年のフジロックで見たい。できればレッドマーキーがいい。
目が全然離せない。
MK D