US : PJ Morton
季節が秋から冬に移り変わり、街がそそくさとクリスマスや年末年始の準備を始めるこの時期は、ふと彼の楽曲を聴きたくなる。
PJ Morton
ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のSSW / キーボーディスト / プロデューサーであり、現在は Maroon 5 のメンバーとしても活動している。
彼の暖かみのある声が乗った、ゴスペル色が垣間見えるポップス,R&Bは、大切な人たちと室内で過ごす冬のひとときにピタリとハマる。
「Always Be」が収録されたメジャーデビューアルバム『New Orleans』や、グラミー賞で最優秀R&Bアルバムにノミネートされた『Gumbo』『Paul』のほかにも、ピアノアルバムのリリースやロバート・グラスパーの楽曲協力なども行っており、活動の幅は広い。
日々新しい音楽を聴いていくなかで、「こんなとこにもPJ Mortonの名前が!」と、彼の神出鬼没さに唸ることもしばしば。
楽曲としては、メロディーセンスや温かく広がる歌声が印象的だが、ファンク好きがよだれを垂らしてしまうような、こんな曲もある。
ゴスペルを含めた色濃いブラック要素、そしてキャッチーなメロは、Sam Henshawにも通ずるものがある(気がする)。
家族や恋人、親しい友達と、暖かい室内で料理を囲みながら、彼の温もりを感じてみてほしい。ターキーでもピザでも鍋でも、きっと何でも合うだろう。
言っておくが、彼はオールシーズン最高だ。そのうえで冬は、特に彼が光り輝く季節なのだ。
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