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ぬい100体と暮らしていることを公表した結果
100体近いぬいと暮らす、ぬいを動かしたい会社員です。
活動の詳細は、下記記事をご参照ください。
絶賛オンライン会議でぬいの顔をあてはめられるサービスを開発中だが、活動にあたり100体近いぬいと暮らしていることを公表した結果ぬい好き以外の方からぬいについての考えを聞く機会が増え、個人的に興味深かったので記事にすることにした。
ぬいぐるみ好き以外に「ぬい」は通じない
なんとなく気づいていたが、ぬい好き以外の人に「ぬい」と言っても高確率で「……ぬい?」という反応をされる。
今更だが、「ぬい」とは「ぬいぐるみ」のことです。
思い返せば私がはじめて「ぬい」という言葉を耳にしたのが2013年頃のことだった。なぜ覚えているかと言うと2013年当時、某アニメのキャラクターぬいが発売された。
申し訳ないがこれが絶妙に可愛くない。そのため、ファンの間で「ブスぬい」と呼ばれるようになった。(補足:そのブスぬいは人気も高く、その人気ぶりは何度か再販されるほどだったとのこと)
その後も、「〇〇ぬい」という言葉はSNS上でも見かけることが増えた。分かりやすく言うと、アイドルを模したぬいぐるみが発売された場合に「(アイドルの名前)ぬい」と呼ばれる。アイドル本人と、ぬいぐるみを差別化した結果、生まれた言葉と言えるだろう。ある意味、ぬいの人権が認められた瞬間である。
「ぬい」という言葉は限られたコミュニティの中で長い年月をかけてじわじわと広がり、SNSの効果もあり愛好家たちの間での共通単語として認識されたのかもしれない。
という経緯もあり、私としてはぬいぐるみのことを「ぬい」と呼ぶのは割と一般的だったのだが、クラウドファンディングをするにあたり「ぬいを動かしたいんですよねー!」と言ったら、多くの方に「……ぬい??」という反応をされたという訳である。
あなたの隣にも、ぬい好きが
「実は私、100体近いぬいと暮らしているんですよね」と言うと、当然ながらびっくりされるが、高確率で「実はうちにもぬいぐるみがいて……」と言われる。しかも結構な数のぬいがいたりする。
大人になると色々あるので、皆さん「実は……」みたいなテンションで告げられる。こちらとしては、(いい大人なんだからぬいの1人や2人や10人や100人、そりゃみんないるだろ)という気持ちではあるが、そこはなんとなく気恥ずかしいのかもしれない。ちょっと照れながら家にぬいがいることを告げる大人の姿はちょっときゅんとする。
いや、本当に世の中に可愛いぬいが溢れすぎている。しかも最近のものは手触りにこだわったぬいも多い。大人こそぬいを持つべき。
ぬい人気の一因として、すみっコぐらしの影響もあるかと思う。映画すみっコぐらしは働く大人の心に響きまくり、東京駅のキャラクターショップには会社帰りの大人たちが連日立ち寄りグッズを求め、男性限定上映会まで開催され満席になったとのこと。
着せ替え用の服も販売されているが、限定ぬいが発売されるとやはり欲しいので、気づけば複数体になっていることもしばしば。幸せな悩みである。
ぬいは幸せの使者(※個人の意見です)
実際のところ、数年前の私はぬいに対して割と否定的だった。やはりいい大人が……という想いがどうしてもあった。
なので、私が100体近いぬいと暮らしていると告げたときに「実はうちにも……」と言いずらそうにする人たちの気持ちはよく分かる。しかし今は多様性の時代。子供や大人、女や男といったことは何の問題でもないのだ。
実際、私が100体近いぬいと暮らしていることを公表したところで「大人なのにそれはおかしい!」と言われたことは一度もなかった。(実際どう思われているかは分からないが)
そんな私が今では沢山のぬい達と暮らしている。正直めちゃめちゃQOLが上がった。美味しそうなお菓子を買ったらぬいと一緒に写真を撮り、ぬいが暮らすのに相応しい部屋を意識して不用品は全て処分した。祝い事には花を買って帰る。ぬいが居ると丁寧な生活を心がけるようになる。
ぬいとお出かけする際も、ぬい同伴を見越したフォトスポットも大分増えたように思う。人に迷惑をかけない、常識の範囲で、ぬいとの思い出を増やしていきたい。
皆さん、良いぬいライフを!!!!!!!