乳児腫瘍 セカンドオピニオンは大事って話① | 生後二ヶ月「最初の違和感」
こんにちは。
ののママです。
自己紹介記事の中で、次女の生まれつきの頭の腫瘍について触れました。
この記事を書くにあたって
今年次女は3歳になりましたのでもう3年近く前ということになるんですが、生後10ヶ月、0歳の時に先天性の頭部腫瘍を診断されました。
次女の紹介としてこのことを書きながら、改めて振り返ってみると、これは記憶が薄れる前にしっかり記録を残しておかなければいけないなと思いました。
理由 1
手術をしたのは1歳を迎えてすぐのこと。そこから今日までで2年。2年前のことをついこの間に感じると同時に、すっかり昔のようでもあり。
幸い3歳現在とっても元気で、今では健康に何の不安もない状態で過ごせていて、あの頃の不安が嘘のような幻のような日々です。
だからこそいつか本当に記憶が薄れて当時のことを思い出せなくなる前に、あの時の親としての気持ち、手術も入院通院も頑張った0~1歳の頃の次女のこと、しっかり書き記したいなと思ったからです。
理由 2
自己紹介記事ではさらっと書いたのですが、次女の腫瘍が発覚、診断されるまでに長い期間、色々な経緯がありました。
タイトルに書いた「セカンドオピニオン」の重要性を身をもって体感することとなりました。
子ども、特に乳幼児期の子どもの異変って、親になるとつい過剰に心配しすぎてしまったり、何が正解かわからなくてネットで情報を漁ったり、漁っても漁っても結局どうしたらいいのか分からなかったり、世界中の親たちが大なり小なり同じ苦悩や不安を経験をしていると思います。
子どもだけじゃなくて大人の病気のことだってそうですよね。
今回の私の次女の症例自体が同じような症例の方への参考になればもちろん、全く違う症例や異変に不安を抱えている方にも少しでも参考になる情報を共有できたらなと思いました。
そしてどんな病気や症状かにかかわらず「セカンドオピニオン」体の異変がある時に複数専門家の意見を求めることの重要性について皆様に改めて知っていただき、参考にしていただければ、どこかで役に立てていただければ嬉しいなという気持ちから、今回次女の腫瘍の診断経緯や詳細について共有できればと思った次第です。
陽気な日常noteにするつもりがさっそく陽気じゃない内容になりますが、記事化を決めた理由が以上の通りです。
書き始めてみたら結構なボリュームになりそうだったので、時系列順に記事を分けて投稿します。
腫瘍診断の経緯
生後2ヶ月 最初の違和感
自己紹介記事でも書いた通り、出産後すぐ分娩室で呼吸障害(呼吸不全)と言われその後保育器で3日過ごした次女ですが、予後良好で何の問題もなく、予定通りの1週間程度で退院をした母と次女。その後の一ヶ月健診でも何の問題もなく一安心。里帰りを終えて、東京の自宅で家族4人での新しい生活をスタートさせた生後2ヶ月目。
授乳中かわいいお顔で母に抱かれた次女の頭を何気なく撫でると、頭頂部にぽこっとしたでっぱりが。『あれ?こんなの生まれた時からあったかな、、?』本当に小さなでっぱりで、何度も触って、本当に出てる?私の勘違い?と何度も確かめた。
産後の母って情緒不安定でセンシティブだから、ちょっとでも我が子に気になることがあるとずっと不安になって気が気じゃない。
でも二人目ということもあり、私も少しは乳幼児育児の知恵とこの産後情緒不安定への耐性を備えている。一度冷静になってみる。
『私は知っている。乳児の頭はまだ完成していない。頭の骨はこれから、いやまさに今動いている途中なのだ。。!』と。
子どもを持つ親であれば認識をする乳児の頭蓋骨の特徴。
(子どもがいなくてもご存じの方は多いですよね。そういえば昔保健の授業でやったような、、?)
赤ちゃんの頭には隙間がある
生まれたての赤ちゃんは頭蓋骨が大人のように一つにくっついていません。
特に頭頂部は大泉門と言われる大きな隙間があるのです。
そのため生後しばらく赤ちゃんの頭頂部はへこみがある場合が多いのですが、これは1歳前後から徐々にくっついていくものなので人類が皆通る発育過程なのです。多くの親が『うちの子頭凹んでる!?』と不安になりお医者様に相談するのか、育児サイト、小児科のHPなどには「よくある質問」になっていたりするくらいです。
かくいう私も長女の時『うちの子頭凹んでる!?』と超絶不安になり、かかりつけの先生に不安MAXの顔で相談して、大丈夫ですよ〜と微笑まれるというテンプレートを完遂しました。
そう。乳児の頭は柔らかく、動く。
『次女のこのでっぱりだって、生まれたてだからこそ。だって乳児の頭は大泉門で凹む。凹む。。?うちの子は、へこん、、凸(出て)ない!??』
出てる、、うちの子は凹んでない、、その反対、、出てる、、
『これも大泉門のせいなのだろうか。凹むのではなく、凸るパターンもあるのだろうか、、?いやそんなはずはない。何か異常なんじゃないか。。』
一度冷静に、などやはりなれず、どんどん不安に。
夫にすぐ相談してみる。違和感のある箇所を触ってもらう。
「え?出てる?どこ?ここ、、?出てると言われると出てる気もするし出ていない気もする、、」
そんなはずはない!わずかだが確実に出ている!!
昔からマイペースで良くも悪くも凪いでいる夫。(※私とは正反対)
何度も触って確かめてもらうが、夫は「気のせいな気がするなあ」の結論。
この温度感の差。。!
一緒になってパニックになるということがない分、救われることも多いが、私が不安で不安で情緒不安定なのに対照的なこの冷静さよ、、鈍感さとも言える。
結局夫に「(数日後に控えた)三ヶ月健診で相談してみなよ」と言われ、その日までこのことは考えないことにしました。
それでも健診の日まで毎日毎晩次女の頭を触っては不安になる母なのでした。
⇨⇨②に続く