初めてのフレンチ
実は私、フランス語を学んでいる。
そのため授業の中でフレンチを食べたことがあるか。というのは何度も聞かれる質問なのだ。しかし、恥ずかしながら(?)私はそういったおフランス文化を体験したことはなかった。
しかし、その時は不思議に定まるものである。
先週の土曜日、アルバイトの後、友達と2人で安井金比羅宮に向かうことになっていた。
一年ぶり、人生2回目の京都に胸を躍らせながら阪急電車に乗り込む。
(ちなみに初訪問は去年の1人弾丸初詣:安井金比羅宮で死ぬほど祈る回が初である)
取り止めもない話(主に今回の目的である縁切り希望先の優柔不断野郎について)をひたすらして、彼女も私もうたた寝して一時間。やっと河原町駅に着いた。降り立って早々に感じる人の多さ。ここだけまだゴールデンウィークが続いているんじゃないかと思うくらいの賑やかさに心が躍った。
夕方の小雨が降りそうな曇り空に、ぬるい空気。私が見る京都はいつもどことなく絵にならなそうな気がする。鴨川にかかる橋を目指して視線をふらふらとさせているとポップなバスキンロビンスの看板が目に留まった。
「そういえば、ポッピングシャワーの上のやつ、今なら何にでもかけてくれるらしいよ」なんて食いしん坊な私の思いつきで2人でアイスに並んだ。狭くて長細い作りの店内は今どきの若い女の子で溢れかえっていてここだけ京都じゃないみたいだった。(でも、長屋みたいな店の作りはいかにも京都だよな。と今更思う)
京都に来てまでこれを食べるなんてと顔を見合わせて苦笑いしながらアイスを口に運ぶ。お決まりのポッピングシャワーと初めてのブルーベリーチーズケーキにフレーバー。ぱちぱちと甘いクリスマスカラーのドットは噛み潰すと不思議な食感でそれもまた好きなところだ。
相変わらずの美味しさに少し感動しつつもアーケードを進む。今日のお目当てはまだ達成されていないのだから。
記憶に新しいようなアーケードの店店を覗きながら歩みを進める。それだけに嫌に楽しくて京都ってなんでこんなにワクワクするんだろうと思ったりする。
(続きはまた更新する
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