自分の内なる声に耳を傾けよう!〜今こそ真心ブラザーズの『INNER VOICE』を聴こう〜
真心ブラザーズの魅力っていろいろあるけど、割と一番に脳裏をよぎるのが「歌詞の良さ」なんですよね。
この真心ブラザーズのアルバム『INNER VOICE』は2018年に発売されたもので、現時点で最新アルバムなんだけど、歌詞がマジでYOKINGの内なる声、肉声が感じられるようになってきている感じがして内心に打ち寄せてくるものがあります。
一曲目の『メロディ』にもあるように、YOKING自体は簡単に書ける歌詞を書いてるのかもしれないが、だからこそなのかストレートに心に響く。必ずしも小難しくする必要なんてないと思わされる。
というわけで、今回はYOKINGの書く『歌詞』に注目して、INNER VOICEの曲を語っていく。私はもともと倉持陽一氏(YOKING)の狂信者なので、今回はYOKINGの楽曲群の一部だけに注目していこうと思う。(桜井さんごめんなさい)
メロディ
まずはこれ。なんといってもこれ。YOKING節が炸裂しまくってる。生きていく上でのバイブル、これこそがまさしく自分にとってのメモ。
歌詞は全部好きだけど、特筆したい歌詞といえばこれかな。
退屈を怖がるな 退屈とともにあれ
それでもなるべく聴きたい音楽を 読みたい本を
身を置きたい気持ちイイ場所を求めて
退屈だけど ラクな日々
お誘い 流れで 出かけたときはついでに世界を満喫さ
景色をずっと観る バスで行こうぜ
街を観よう まずはテーブルにつくことさ
10分だけでイイ
大詩人のような歌詞でなくていい
すぐにラクにかけるモノを書けばいい
それらは本来備わっているモノ
それこそみんなが求めているモノ
簡単にできることをやるんだ だからうまくいく
語りかける言葉 自分にとってのメモ
生きていくうえで 必要な知恵を
幸福なるためのコツを
それらを歌ってしまえ それらこそ歌われるべき言葉
それこそ 彼のコアなのだ ラクで楽しく生きる個性 真骨頂
モノを創ることは やめられるわけがない
http://www.tapthepop.net/sommelier/83997
この記事に書いてあるようにYOKING自身の言葉で幸福になるためのコツやヒントを語ってくれるのがいい。
なにが“特筆”だw
ライダースオンナ
「楽しくおいしいモノ、体にいいモノ」
「家で忙しいおじいちゃん アレもコレもやること たくさん楽しいことばっかり」
「ネットワーク使え もっと頼れ 尻込みするな 駆使してききまくれ」
YOKINGの考え方の1つに「流れ」を大事にするというものがある。お誘い流れでついでに世界を満喫さ〜という歌詞もあるようにね。今回の歌詞とかは雑多な感じだけど、なんとなく自由な感じに流れて書いた感じで、楽に作った感あって好きです笑
手ぶら
「手ぶら」というのもYOKINGの生き方の1つ。
teburar(手ぶら人) mangar(漫画人) saunaer(サウナ人)とYOKING本人のインスタの紹介文に書いていたこともあるほどだ。
まあ要は、そこにあるモノで十分だっていうことだよね。「心軽く 自由へ一直線」というように、心も身も軽くして生きていこうよって思える。
「空を見る時間も増える」「歩くか 電車 バス 自転車 運動不足にゃ程遠い」
っていう歌詞も好き。自由で元気な手ぶら組になろう。
茫洋
この曲の歌詞もほんと良いのが多くて、INNER VOICE いわゆる「内なる声」に従って生きるという価値観が強くでている曲だ。歌詞を羅列していくが、どれもこれもシンプルかつド直球で心に来る。でもこれこそ私が求めている歌詞なような気がするのである。
世の中なんて 何でもありだ
楽しいこと 気持ちいいこと どんどんやればいい
点と点がつながり 流れができる
新しい未知のモノ 行ったことのない未知の場所
会ったことのない人々たち 無限に広がって
悟り開く前に 挨拶して笑え
優しい言葉 楽しく暮らす
眠くなったら 眠りましょう 内なる声に耳澄ます