リスロマンティックを知って
はじめまして。読んでくださりありがとうございます。
私は20年以上生きてきて、最近初めて「リスロマンティック」という言葉を知り、自分のセクシャリティがここに当てはまる、と感じました。この自分の身の置き所を見つけるまで、自分も傷つき、またいろんな人を傷つけてしまいました。
リスロマンティックについてはまだメジャーに知られている単語ではないようなので、この文章で誰かが「自分だけじゃなかったんだ」と思ってくれたらいいなと思います。私がそんなブログに救われてきたので…。
「LGBTQ+」は現代ではだいぶ馴染みのあるワードになったのではないでしょうか?
「性の多様性」は20代半ばの私の子供の頃と比べても、ずっと豊かになったと感じています。
しかし、豊かになったと言っても、あくまでもマジョリティは「異性と好意を持ち合い、交友を深め、正式なお付き合いをして、身体の関係を持ち、時には仲違いをしながらも年月をかけて関係性を構築し結婚、子供を産む」だと思います。(もちろん人によって様々ですが!)
そして私も、20数年間、周りの友達のようにそのような恋愛をしていける、と思っていました。
高校まで女子校で過ごし、大学へ入っていざ恋愛!彼氏作るぞ!と意気込んでいました。
しかし、私が好きになる人は私に全く興味がなく、私を好きになってくれる人に対しては生理的な嫌悪感を抱いてしまっていました。
なぜ?と思い、ネットで検索。
「蛙化現象」と呼ばれる心理だと発見。
「原因と克服方法」を調べてみると
①理想が高い→男性の素を知ろう!②経験不足→色々な男性と出逢おう!③自己肯定感が低い→自分を磨いて自信をつけよう!
大体こんな感じでした。たしかに、自己肯定感は高くはなかったし女子校育ちで経験も少ない。なんとか蛙化現象を克服して「幸せ」になりたい!と思い、自分磨き(外見を磨く努力、読書や映画をみて教養を深める、趣味のスポーツをして毎日を楽しむ、よく笑う)と出会いの場(合コン相席屋HUB街コンアプリ)に行きまくりました。
確かに、段々と自信はついたし、男性に声をかけてもらえることも増えていきました。
声をかけてもらえること自体は嬉しい、でも根本的な「嫌悪感」は全く消えませんでした。
-つづく-