蛙化現象は克服するもの?


2〜3年前から、インスタやツイッターで「蛙化現象」という言葉をよく聞くようになりました。私が気持ち悪さを自覚した頃はまだこういう言葉がなかったので、初めて知った時は検索しまくりました(笑)

どこの記事でも言っているのは、大体が

①理想が高い、②経験不足、③自己肯定感の低さ

この辺りは大体入ってきてたと思います。そして必ず「克服できること」として取り上げられてきました。

私も克服して自分を好きになっくれた人と付き合って幸せになりたいと思い、それはもういろんなことを試して試して経験しました。(前記事参照)


それでも嫌悪感が消えなかった結果、私は何かが欠落している人間だ、と感じるようになりました。

純粋に好意を向けてくれている人に対して好意を返さないどころか、嫌悪感まで抱く自分は恋愛不適合者だと。

女性では結構多くの人がこの感情抱くことがあると思うんですが、大多数の方は「今の彼は大丈夫」、「自然となくなった」、「本当に好きな人に出会えてないだけだよ」と言います。

私もそう思ってました。いつか、たくさん出会って諦めなければ両思いという関係性が築けるようになると。


そんな中で「リスロマンティック」にたどり着いて感じたことは、これは私の性質であって個性であって、克服するべき悪い性質ではないんじゃないか、と。

幸せになりたい、とずっと思ってましたが、幸せの形は私が選んでいいんだな、と思えるようになりました。

蛙化現象とリスロマンティックの違いはネット記事でも様々です。人の数だけ性的指向はあるんだなと、日々勉強させてもらってます。自分の性質が完全になにかに分類されることではないんだな、とも思います。


蛙化現象で悩む方で、きっとネットで言われている方法で「克服」できる方もいらっしゃると思います。でも、どうしても好意への嫌悪感が消えない方が、蛙化現象は克服すべき悪いことではない、という捉え方を知って少しでも心が楽になったらいいなと思います。

相手を傷つけてしまうこともあるし、全て正直に話すと場合によってはトラウマを与えてしまうこともあるかもしれないので、相手としっかり向き合った上で、言葉を推敲して、お断りをすればいいのかな、と私自身は考えています。


それでは。

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