わたしの「年齢」の捉え方


「女は30歳までに結婚しないと」

「やっぱり若い女の子がいると華があっていいよね」

「29歳で結婚するの?ギリギリセーフだね(笑)」


最近は、「女の賞味期限はクリスマスケーキと同じ」なんていうデリカシーのカケラもないとんでも発言をする人は減ってきたように思うが、上のような言葉を普段の会話でふと耳にすることはしばしばある。

私はいま20代後半。大学生から見たら若くはなくても、職場の中では若手〜中堅、30代以降の方からは「若くていいね、華だね」と言われることがある。もちろん相手に悪意がないことはわかる。性を意識させるようなことを言われるわけでもなく、本当な何気ない一言だと思う。でもこの一言が、目じゃ見えないような細くて小さい針が指にささってしまったような違和感を残したりする。

私の周りには30代、40代の素敵な女性がたくさんいる。歳を重ねることは美しいことなんだと思わせてくれる。だから普段、不安に思うことは殆どない。

世間で価値があるとされる若い女性でなくなった時、私は私でいられるのだろうか…と思う。

とはいってもそんな風に思うことはほんの一瞬で、30代になったらどんな人や環境に置かれてるのかが楽しみなのがいつもの私の気持ちだ。

それでも、後ろめたさにも似たほんの少しの不安は、ある時ふと目につく小さな傷のようにこびりついてとれないだろう。

あと30歳までの数年、そんな自分も受け入れたい



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