大学3年生，就活をしたくない

もう選考やらESの提出やらが始まるというのに，今の私は何にも準備をしていない。というか，したくない。ひたすら逃げている。逃げることで「今」は平穏だが，後々で自分が苦労するのは目に見えている。

なのになぜ，就活をしたくないのか。

まず考えられるのは，将来に希望を持てないからである。
やりたいことがないまま，大学に入り，「なにかやりたいこと見つかるでしょ！」と思っていたが，大学3年生の今，やりたいことがない。
いや，やりたいことはあるのかもしれない。ただ，私にできるのか，続けられるのか，不安なことが多すぎる。

私にできるのか，というところは，「できるまでやる」ことが重要である。それは分かっている。でもそれができたらここまで悩んでいない。

私はとても不器用である。それは，手先についても，それから人間関係ついても，自分の考え方もである。手先については，幼い頃から折り紙は真っ直ぐ折れないし，ハサミで紙を切るのも真っ直ぐ切れた記憶がない。
もしかしたら，ハサミで紙を切る練習をひたすらしたら，真っ直ぐ切れるのかもしれない。でも，周りの人はそんなことしなくたってある程度は真っ直ぐ切れる。

結局，周りの人と比べて，劣っていると感じるし，だからこそ人より努力しないと普通でいられない，という事実が苦しくて受け入れられないんだろうなと感じる。だから，「できるまでやる」ということが苦しい。

今まで特にメダルやトロフィーをもらったことなんてないし，なにかすごいと言われることを成し遂げたことがない。私に魅力は果たしてあるのだろうか。

就活というものは，自分を売りに出さなければならない。ただ，今の私は売りに出せるようなところが見当たらない。強いて言えば，好奇心旺盛であること。この好奇心旺盛というのも，気分が落ちていれば全然無力であるため，条件付きである。そんな条件付きの魅力なんて本当の魅力なのだろうか。

分かっている。大学生活でぼーっと過ごすのではなくて，なにか成し遂げる経験をすべきだったということは。それができなかった自分は，ESに書くことがない。書き方も分からない。キャリアプランも分からない。全然楽しくない。楽しくないことをやって，このまま楽しくないまま生きているのなら，しんでしまいたい。苦痛。不可能なのは分かるが，楽しいことしかしたくない。ずっとワクワクしていたい。周りの人と比べるのを辞めたい。

とにかく，就活が苦痛すぎて逃げている。
そこまで時間もないので，なんとかしないとは思う。苦しいな