girl

この暗い部屋で描くひとりの女の子の話を
私ひとりで描けるわ、きっと、怖くないはずよ。

彼女は昔信じていました、お父さんとお母さんはとても仲良しなのだと。
彼女は目に見ます。本当の大人たちの姿を。
彼女は驚愕で、声も出ず、静かに泣きました。
信じていたものは、虚構とでっちあげられた嘘。
彼女のこころには、一生ふさがらない傷と、おまけに言葉のナイフでした。
今でも思い出すだけで、こころがしくしくと痛みます。
思い出すだけで絶望感と悲観で胸がつぶれそうなのよ。

私は彼女を許さなくては。
私は頭では分かっているの
こころが追い付いてこないだけなの、悲鳴にだってならない悲鳴。

よくある話。よくある話、よくある話を聞いてたら、私が許す。私が許す、私が気づけばいいだけみたいなのに。なんでなの。
私気づいてないわけじゃないのに。なんでなの。
私わかっているはずよ。

私は頭がいい子だから、わかっているはずよくある着地点の場所ですら      なのに、生きかただけがわからないの。
頭では理解できているのよ。私の余裕のないせいね。

神様
神様
彼女は願います。
「どうか、私に許す心をください。」と
彼女は願います。
「私に許させてください。」と。

彼女はいつまでたっても許すことが出来ずに苦しみました、
彼女が彼女に相談しても、いつもナイフが飛び交うだけ。ただそれだけ。
こころとこころがぶつかり合って、悲鳴を悲鳴をあげてボロボロよ。
刺しても刺しても、何も出ないのよわたし許せるのかしら。ねぇ。

あぁもう、jumping in front of a train.
私に許す心をください。
Jumping in front of a train.
わたし、許したいだけなの。

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