見出し画像

【WIXOSS】えっ!?令和6年にキスドラを!?【オールスター】

はじめに

こんにちは。チャンカラです。

私事ですが、この度大阪に転勤になりました。
関東を離れるためオールスター先進国の埼玉に行けなくなるのが悲しいです。

さて、今回はキスドラについての記事です。
元々川崎王に向けて調整しており、それなりに仕上がりのいいデッキだったのですが川崎王ではグズ子を使用したり、2ルンの出現による環境の変化でお蔵入りになってしまったので供養のために筆をとりました。

話は逸れるんですが、noteって3000字前後が読みやすい記事とされているらしいです。
前職でもnoteの記事を書いていましたが、当時書いた記事は1000~2000字くらいでした。ややコンパクト。
でも自分が求めているのは「この記事さえ読めばデッキのすべてがわかる!」って感じの網羅的な記事なのでこのセオリーは完全無視して好き放題文字数を増やします。

キスドラとは

過去のデッキですから、ここ数年でオールスターを始めた方には馴染みがないかもしれません。簡単に解説します。

基本的なコンセプトとしては、ノーパンで4にグロウし、そのターンのうちに幻水姫 キスの出現時効果だけでライフクロスを7枚全て奪い去ることが目的です。

ノーパンなので当然エナもなく、盾も奪い去られて無惨な姿になった相手を殴ってゲームエンド。
がメインコンセプトのアンフェアデッキです。

ただし、キスの出現時を発動させるには効果によって場に出す必要があります。
様々な手段が考案されましたが、最終的に使われたのはアルファード+ユニークスペルのギミックでした。

ユニークでキスを飛ばし、アルファードで戻す。するとキスの出現時が発動します。
そしてユニークとキスの自動効果でハンドは±0。これを続けていくのが基本の動きです。
これを繰り返していき、最終的に相手のライフがすべて吹き飛んだら適当に殴ればYOU WIN.

とはいえキスドラが流行していたのは2017年。もう7年も前の話です。防御面のインフレや対抗手段の増加により姿を消しました。
しかし、2024年になった今、マユキーという新たな武器を引っ提げて環境に再度殴り込みに来たのです。

デッキリスト

細かい差異はあれどこんな感じがいいかなと思っています。

ルリグデッキ

・エルドラ0〜3
1ターン目にアルハイを出して3ターン目にクリショを構えるのでこれ以外の選択肢はありません。

こっちは上位互換だけどどっちでもいい

・エルドラ×マークⅣ HYPER
エナチャがあるTYPE×Ⅳとの選択になりますが、こちらの方が役立つ場面が多いはず。
常時効果で非LBの水獣がSPADE WORKやFISHINGで触れるようになります。
相手もこのルリグだとLBが30枚くらいになってえらい目にあいます。

・クリティカルショット
トオンを埋めて1ターン貰えるカード。1億年に一度くらいドロー目当てで打ちます。

・ロックユアハート
リンゼが止まり、かつ相手のソリティアも止まります。
マユキー環境を生き抜くには必須。

・欣喜雀躍
リコレクトセレクターからの新人。
アルフォウ相手には序盤に山を戻したり、ダッシュ系には無理やり青エナを置いてユアハを構えたりすることもあります。
右下にはリフレッシュダンスって書いてあるけど本当はきんきじゃくやくって読むらしいです。知るかこんな熟語。

・繚乱する花束 アルフォウVSハイティ
マユキー前のベストオブ不健全カード。
お互いに各ターン2枚しかライフがクラッシュされなくなります。
当然相手の攻め手は緩みますし、こちらはクラッシュしないことがコンセプトのためデメリットなし。
まさにベストマッチの一枚です。

・創鍵の巫女 マユ
通称マユキー。
このデッキではETによるロックユアハートやメンダコギロチン、炎のタマの貫通が主目的です。
また、たった1体のリンゼで止めようなどと舐めた考えをしてくる相手にはエクシード2をお見舞いすることも可能。

LB枠

ここからメインデッキの解説なんですが、ピン刺しが多すぎてめんどくさいのでやりたくないです。

・幻水 キス
このデッキのメインコンセプト。
盾落ちケアで2枚採用。

・幻水姫 グピピ
ドロソになるチア。こいつが青エナ食いすぎるのが腹立つ。
自動効果はあまり期待しない方がいいです。

・コードVL 鈴鹿詩子
クリショ、ディガー、セレハピなどをケアできます。

・不可思議な誇張 コンテンポラ
色々ケアできます。
テンスからルリグ起動してくる不敬なタウィルやウムルにも有効。

・音階の右律 トオン
特に語ることなし。

トオンで調べるとオンタマも引っかかる

・幻獣 ミーアキャット
噂のミーアランデス。
LB枠なのでエルドラならサーチ手段が豊富。

・アイン=グリーンルクボル
ミーアランデス以外にも、パワーマイナスやラミアをケアするのにも使えます。

ホイル募集してます

・サーバントD3
2ターン目までにミーアランデスパーツを揃えたい場合、ユニークを当てる先が多い方がいいためレベル2以下推奨。

・PLUS RUSH
キスの出現時を使う前に前方確認が可能。
4ターン目の最初、キスの出現時を使っていない状態で打つと自動効果もトリガーして2ドローできます。

ホイル募集その2

・SEARCHER
ユニークから持ってきて非LBのスペルをサーチ可能。
払うエナに指定がないのが結構ありがたい。

・SPRASH
LB付きでキスをバニッシュできるスペル。
青エナに余裕があればもう1枚取りたかった。

・七光
知る人ぞ知る隠れたソリティア向け名カード。
山を減らさずにエナを作れるのが本当に偉いです。

・贈呈
エナからアルファードを回収して再利用するのが主な使い方。LB枠なのでユニークでサーチして即使用可能。

こいつは光らない

非LB枠

・羅星 アルファード
メインギミック。
ドジョウやグピピの起動効果も使いまわせるほか、防御貫通にも使えます。
リムーブできないシグニであることには注意しておきましょう。

・幻水 ドジョウ
相手のデッキトップに非LBを置いてキスショットのサポートをしたり、トラッシュからラミアなどを駆除したりします。

・羅星姫 カーニバル//メモリア
黒コンや詩子の2枚目。たまにグピピになって3ドローする。

・幻水 イタビウオ
こいつやキスが出るとライフトップを見れます。
LBだったらPLUS RUSHしましょう。

・幻水 スイギュウ
七光でエナに置ける緑。
あと水獣。

・FISHING
鯖やトオンを持ってきて防御で構えたり、トラッシュから贈呈やSPRASHを拾ってキスショットに使ったりできます。青エナを要求されるためたまにしか使いません。

・PEEPING DECIDE
様々な事情によりフルハンを諦めることになったため採用。

・SPADE WORK
エルドラのユニーク。後々解説しますが、キスショットするターンは1周でこいつを何枚使えるかが重要です。

・ネクストレディ
自由枠。
下敷きをリソースに変えたり、リフさせたり、マユキーET後にシグニのテキストを消したり。

・選択する物語
使い切りのユニーク。いつかどこかで打てればいいので1周目は打たないことの方が多いです。

・無垢なる宝剣
コスパは悪いが貴重な面開け。
基本的には青白で打ちます。

採用を検討したカード

・羅星姫 コスモウス&TRICK OR TREAT&羅植 ヤシ
フルハンハッピーセット。
枠がありませんでした。

・ハウリング・シャウト
ボードを1面しか使わないため、キスショットの途中でもミーアランデスができます。
ロックユアハートやメンダコに引っかかるため不採用。

・コード2434 天宮こころ
ET経由でシャドウ付与。
盾の枚数を0-1にしないといけないのがめんどかったので不採用。多分入れるならスルトもセットの方がいいはず。

・羅原 Se or 羅星 プロシオス
無垢剣のバリューを上げるために入れたかったけどそんなに無垢剣打たないしええか…の気持ちになったため不採用。

・時雨の調 ゆきめ
貴重なルリグデッキを1枠食うため、得るものも失うものもあります。
ET前提なら入れた方がいいカード。
今回はチキって入れなかったけどお好みで。

・幻闘水姫 ナマコズ
高パワー、レベル3、盾をリソースに変換(&盾落ちしたキスの救出)等々…色々便利なシグニ。
ネクレと入れ替えてもいいかな?とはちょっと思ってます。

・コードラビリンス ノイヴァン
採用するならナマコズとセットで。
埋める手段がクリショだけで、かつ相手に耐えられた時の保険にしかならないので今回は不採用。

実際のプレイ

基本のプレイ

・1〜3ターン目
青をできるだけ置いてグロウが止まらないようにします。
できるだけキス、アルファード、SPADE WORKをハンドに抱えるようにしましょう。
盤面を立てにくいので手札は溢れがち。マリガンの段階から下級を置けるように調整した方がよさげです。

・4ターン目
ここからが本番です。基本的な動きをおさらいしましょう。

①盤面にキスとアルファードがいる状態でスタート。

②SPADE WORKでキスをバニッシュ。贈呈をサーチ。

③スペルの解決後、アルファードの効果でアルファードをバニッシュしてキスをエナから戻す。

④キスの出現時が発動。

⑤キスの自動効果でドロー。

⑥贈呈でアルファードを回収。

⑦スタートに戻る。

バニッシュするスペルによって②の挙動は変わりますが、概ねこの通りです。

なお、キス出現時の試行回数には限りがあるため、できるだけ山1周ごとにSPADE WORK4枚とSPRASH1枚を打つのが理想です。

このデッキではマユキーETで2周×2ターンと欣喜雀躍で最大5周可能です。
つまり、試行回数の最大は5枚×5周+物語4枚で29回です。
これはあくまで最大値なので実際の試行回数はもっと少なく見積もって良いでしょう。

この限られた試行回数で盾を焼却しきるには補助になるカードが必要なのはお気付きかと思います。
それを担うカードが
幻水 ドジョウ
幻水 イタビウオ
PLUS RUSH
の3枚です。

ドジョウは山上に非LBを詰み、PLUS RUSHやキスで盾上に置けます。
イタビウオはキスが盤面に帰ってくるたびに相手の盾上を見れます。
そしてPLUS RUSHはイタビウオで見た盾上がLBだった場合はそれをトラッシュに置けます。

つまり、基本の動きに加えてイタビウオを置き、PLUS RUSHでごまかし、時にはドジョウで間接的に盾操作をしながら回していくことになります。

こんなイメージ

実際の対戦ではメンダコやぶりっつ、ロックユアハートなどの妨害が相手から飛んできます。
これらを乗り越えるのにもマユキーは大いに役立ちます。

ミーアランデスの扱い

エナを必要とする妨害にはミーアランデスが役立ちそうですよね?
ただ、このデッキでのミーアランデスには重大な欠点があります。

ミーアランデスではパーツを集めたりミーアをバニッシュしたりするために限りあるユニークを消費してランデスをするため、本命の動きに響いてしまいます。

そのため積極的にランデスはせず、相手がメンダコやロックユアハートを採用していそうなら2,3ターン目に使い、そうでなければ詰めの手段として運用する方が勝ちにつながりやすいです。

終わりに

キスドラ、すごそうですよね?
実際筆者も相当すごいマユキーデッキだと思っていました。

でも、川崎王で使ったのはグズ子。
なぜキスドラを使わなかったのでしょうか?

理由は2止めミルルンでいいから」でした。

使ってみたらマジで簡単に勝てた……

どちらもスペルメタが重いですが、先1でリソースを取り切ってマウントを取り続けることができるミルルンの方が強かったのです。
早い話がキスドラは下位互換。悲しいね…

この事実を突きつけられたぼくはさめざめと泣き、キスドラを封印しました……


(デッキ紹介記事の締めがこれでいいのかな)
(下位互換ってだけで弱くはないです)

いいなと思ったら応援しよう!