恋という
好きな人がいる。
結構長い付き合いで、彼とはいろいろあり…なのだが、それは割愛する。
ついさっき、とくべつ何かがあったわけではないけれど、恋をしていて幸せだなぁと思ったので記事にすることにした。
割愛した私たちの歴史の中には、さまざまなイベントがあった。泣いた日もあったし、我慢した日もあった。不安で眠れない夜もあった。
一度、彼と自分を自由にさせようと手を離したこともある。
それでも今、また近くにいて、生活の一部になっている。
それが何より嬉しい。
好きな人には、どこかで生きていて幸せになってくれればそれだけで良いと思っていたのに、やっぱり私を気にかけて話しかけてくれるだけでこんなに嬉しい。
以前よりも、思ったことをきちんと言うようになった。遠慮しすぎず、たまには甘えるようになった。そうすると向こうはきちんと全て受け止めてくれる。
彼が何かを受け入れて欲しいときは、私も静かに迎え入れる。
そういう信頼関係を、涙を流したあの日々の中で少しずつ育んでいたんだなと感じる。もう枯れてしまった、と思っていた植物が、少し遅れて青々とした葉をつけて、ふたたび私の心に根をはった感覚だ。
何より、好きな人とラインをしたり、会っているときの私はとても可愛い。
そう思えているうちは、恋は安泰だと思う。
この恋は、いつかは終わるのかもしれない。
絆を深めたぶん、辛い思いをするのかもしれない。
それでも私は、彼に出会えて良かったと心から思うし、彼からいただいたさまざまな感情を抱き締めて生きていけると思う。
彼にとっても、そうだといいな。
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