学習装置の有用性
あけましておめでとうございます。
年末年始は忙しくて中々カードに触れない日々が続いてきましたが、やっと落ち着いてきました。
さて、新年一発目の記事は再録が決まった"学習装置"についての記事です。
この道具がどの様な影響をもたらすのか見ていきましょう。
学習装置とは
SMレギュの時に使われていたカードですね。ダメージを受けて気絶するとエネを別のポケモンに張り替えることが出来る効果を持っています。
以前は「必須級カード!」というより、刺しとくと便利という評価で、大体どのデッキにも1〜2枚ほど採用されていたイメージです。
では、このカードの強みと、どの様な影響を与えるのかを考察していきましょう。
学習装置の強み
端的に言って、テンポロスのケアに尽きます。
特に最近のデッキはエネの採用枚数をギリギリまで削っている構築が多いのでエネを大事に使えるこの道具は現代の環境にマッチしていると言えます。
ADPザシアン…鋼エネルギー:7〜8枚、水エネルギー:2〜3枚
ムゲンダイナ…悪エネルギー:5〜6枚
セキタンザン…闘エネルギー:7〜8枚
ピカゼク…雷エネルギー:9〜10枚
マルヤクデ…炎エネルギー:12〜14枚
※特殊エネルギーはカウントしていません。
前のポケモンのエネルギーを引き継げるので、ベンチが育つ前に場に出さなければならないという状況をカバーしてくれます。
特に最近はゲームスピードが高速化しているので活躍の機会は以前より多そう。
それでは、環境にどの様な影響を与えるのかを見ていきましょう。
環境に与える影響
個人的にはもう一つの要因も相まって特殊エネルギーの価値が下がると予想しています。
もう一つの要因とは、つまりコレです。
これにより、ツインやトリプルは別として、各タイプに配られている特殊エネルギーは採用枚数を減らす結果になるのではないかと考えています。
もちろん、効果が優秀なので0になるかは怪しいところですが、扇で流される点や、学習装置の対象外となると採用理由が以前よりも薄くなります。
そして、最後に相性が良さそうなデッキを幾つか見ていきましょう。
相性の良さそうなデッキ
《ムゲンダイナ》
SNSでもまず真っ先に槍玉に上がっていた大本命ですね。
カウンターゲインという返し札をレギュ落ちによって失うのでその枠を担う形で採用されそうです。
最近は採用率を落としているマニューラGXとの噛み合いもいいので今後の動向が注目されます。
《マルヤクデ》
エネ加速手段が豊富な点、学習装置を使う上で、ネックになる必要以上のエネを付けてしまうという点をメリットに転換できるという点からも相性が良いです。
例としてマルヤクデを挙げましたが、似た様な効果を持つこのカード達も注目です。
《アメイジング系列》
特にイベルタルですかね。元々、アメイジング系列は書いてあることは強いもののエネルギーの要求値が高く扱いが難しいカードでした。
しかし、学習装置によって場のポケモンで相手をしつつ、倒されると同時にアメイジングにエネを貼れるので以前よりも使いやすくなりそうです。
三神に組み込まれているカイオーガなんかも以前より現実的に技を撃てそうで面白そう。
総括
いかがでしょうか。
相性の良いデッキを幾つか挙げましたが、クセのないカードなので、基本的にどのデッキにも採用が検討されるカードだと思います。
こういう形で過去のカードが現代に登場するの嬉しいですよね。個人的にはハイパーボールとか返してほしかったり…。
今後の環境がどう動くのか楽しみですね。
では。