デモン白ナチュル
お世話になります。
04/27に発売された「INFINITE FORBIDDEN」にて収録された【白き森】及び【デモンスミス】を使用した構築をメモ書き程度に紹介します。
一応大会に持ち込んでみました。
初陣にしては上出来かなと思います。
では早速。
構築
「レッドアイズ理論」を意識して構築しました。
平たく言うと「無限リソース」を指します。
今弾で登場した【白き森】と【デモンスミス】に共通してテーマ内で用意されている妨害の強度自体は優れてるとは思いませんがリソース回収は相当優秀という評価をしています。
なら更にその長所を伸ばしつつ優秀な妨害をコスパ良く置ければいいなと思い白羽の矢が立ったのが【ナチュル】です。
完璧ですね。
しかし《ナチュル・カメリア》《ナチュル・モルクリケット》によるリソース回復は受動的であり、唯一能動的に起こせる《ナチュルの春風》はテーマ内に回収手段が用意されていません。
これでは無限リソースとは呼べず本構築の趣旨から外れてしまいます。
そんな問題を解決できるカードが用意されていました。
《白き森の妖魔ディアベル》です。
要約すると①で《ナチュルの春風》を拾えると書いてあります。
そして【白き森】Sモンスターは【白き森】星4チューナーの共通効果により再利用が可能です。
つまり
《ナチュルの春風》を拾い続けて【ナチュル】を無限に蘇生する事が可能になりました。
タイムラグがあったΩ+ムドラケルドウの様なギミックを採用せずともテーマ間のシナジーだけで行えるのが何よりも大きなポイントです。
更にネックであった戦闘面での脆さを《白き森のわざわいなり》から《白き森の魔狼シルウィア》を出す事により《ナチュル・スティンクバグ》を採用せずとも弱点を誤魔化せることも評価出来ます。
また副次的な噛み合いとして【ナチュル】の効果を使用する際に発生するデッキトップからのコストで魔法罠が捲れると星2モンスターが帰還できるのも嬉しいところです。
これだけ見ると【ナチュル】と【白き森】のみで完結している気もしますがこの2テーマのみだと《ナチュルの神星樹》+初動を引いている前提になるので手札要求値がかなり高くなります。
なのでこの問題を解決するために《閉ザサレシ天ノ月》という緩い条件からシフトできて、その流れで【ナチュル】にアクセスできる【デモンスミス】が必要になります。
続いて外部ギミックから【ナチュル】に触る手段についてですが【白き森】では《魔螂ディアボランティス》、【デモンスミス】では《永遠の淑女 ベアトリーチェ》により【ナチュル】にアクセスする事が可能です。
ネックになりがちな《ナチュルの神星樹》の素引きを解決する手段は下記が該当します。
これまで【ナチュル】を使用していた上での懸念点が解消されてしまいました。
続いて採用枚数について解説します。
ナチュル
本構築の主軸です。
《ナチュルの神星樹》は引く引かないどちらに転んでも強い札になり、サーチ効果にターン1制約もないので削る理由がなくなりました。
《ナチュルの春風》は初動にはなりませんが手数やリソースに直結するカードであり、この構築の神星樹の起動回数が多い事を踏まえると3枚あって困ることはほぼないです。
また、腐っても魔法なので最悪【白き森】のコストとして切る運用も可能です。
モンスターは《ナチュル・サンフラワー》のみ1枚、他2枚ずつです。
主に【白き森】との噛み合いになってくるのですがモンスターを厚くし過ぎると手札で渋滞を起こしやすくなり、1枚の誘発で展開が止まる可能性が高くなります。
ただ《ナチュル・カメリア》は3枚欲しい時がそれなりにあったので要検討です。
白き森
神星樹と併せ持ちで1番強い《白き森のアステーリャ》のみ最大枚数、貫通を狙える《白き森のリゼット》を2枚にして後は各種1採用です。
このギミックの役割は
の3点に集約させており、一度通れば墓地リソースでやりくりが可能なので特段厚くする必要はなさそうです。
とは言え比率が難しく、性質的に「魔法罠+初動」が前提なのでネームを抱え過ぎると機能不全に陥る可能性が高くなります。
だからと言って薄くし過ぎると《白き森のいいつたえ》が腐りやすくなるので使用感で変えていくのが良いかと思います。
デモンスミス
他で出張されている比率とほぼ同数です。
このデッキにおける《魔を刻むデモンスミス》は自前で星6エクシーズを作る以外にも
上記の様な痒いところに手が届く運用を主としているので他の構築より厚くするのも良いかと思います。
どのみち魔法罠を増やす分にはコストとして活用出来ます。
EX
基本的にギミック+妨害を最低限使える形で構成されているので自由枠が限りなく少ないです。
《クロシープ》は《刻まれし魔ラクリモーサ》をリンク先に置き《魔を刻むデモンスミス》+《刻まれし魔の大聖棺》で組んで墓地の《ナチュル・モルクリケット》や星4チューナーを蘇生して各種シンクロ体に繋げる動きをする時に使います。
打点変動効果も【ナチュル】を戦闘破壊から守ったりする事にも繋がるので地味ながら優秀です。
上記の展開で余った《クロシープ》を妨害に変える手段として《影帽師トップハットヘア》を採用しました。
相方として《碑像の天使-アズルーン》を採用しました。
「星4光属性」というステータスと妨害性能を買っての採用ですが、デモンスミスと合わせる事で光闇アンヘルを作れる《影帽子》でも良いかもしれません。
残りはギミック及び構築内で作れる妨害をピックアップして採用しました。
最後に枠の都合で不採用にしたカードを紹介します。
ちなみに飛ばしてもらって構わないです。
採用検討カード
《水晶機巧-グリオンガンド》
星4チューナー2体+《ナチュル・モルクリケット》から《ナチュルの春風》で相手のターンに作れる妨害です。
【白き森】の星4チューナーがフリチェで蘇生できるので検討していましたが、盤面が埋まりがちなので3体を並べる余裕がない事、基本的に自分のターンにシンクロ体を戻してリンク値を伸ばす動きが多いことから不採用に。
《ハイパーサイコライザー》
【白き森】で作れる【天盃龍】メタ。
【天盃龍】の下級を殴らせずシンクロ体の効果を止められます。
《ナチュル・サンフラワー》をアクティブに出来るのですが《ナチュル・ビースト》は制約に引っかかるので《盃満ちる燦幻荘》や《燦幻開門》を止められなくなり、シンクロ体で殴られた後に開門で死ぬので不採用に。
ただしっかりとプランを練れば生きる様な気もしますし破壊された時にリソースを回収出来るので一考の余地ありです。
《DDD怒涛大王シーザー》
説明不要かと思いますが【デモンスミス】で作れるニビルケアです。
単純に不採用の理由が枠の問題だけですが、《フルール・ド・バロネス》を立てたりもするので消去法的に不採用にしました。
《影法師トップハットヘア》辺りと入れ替えるのがいいと思います。
《魔法使い族リンク体》
《白き森のいいつたえ》が腐りにくくなりますが、そもそも1枚採用なので不要と判断しました。
《サクリファイス・アニマ》は突破の難しい耐性持ちや高打点を吸える可能性を持ちつつ《S:Pリトルナイト》を作りやすいという側面だけを見れば評価は高めですが、他の枠を押し除けてまで入るカードではない気がします。
《憑依覚醒-デーモン・リーパー》ギミック
《グローアップ・バルブ》から星6シンクロを生成し【白き森】に触るギミックです。
《魔螂ディアボランティス》で落とす択になったり【ナチュル】から生成出来たりしますがこれ以上素引きで困るカードを増やしたくない点から不要と判断しました。
総括
いかがでしたでしょうか。
好きなテーマである【ナチュル】で抱いていた不自由さを解決できるカードが新弾で沢山登場して改めてパワーの高さを実感しました。
完全に自分好みに仕上げたのであまり参考にならないかと思いますが、新テーマを運用する上で何か一つヒントになれば良いなと感じ投稿しました。
また面白デッキが組めたら共有しようと思います。
では。