「叢雲ダ・イーザ」の今後
こんにちは。
9月12日に公表されたリミットレギュレーションはご覧になられたでしょうか。
ツッコミどころはあるものの、全体的に良改定だったと思います。
でも…1つ悲しい事件が起こりました。
今回はその事件について語るだけの記事です。
強欲で貪欲な壺の準制限化
はい。これです。
言わずと知れたパワーカード。
最近では10枚除外のデメリットを理解した上で採用しているケースもよく見られました。それだけ遊戯王における2ドローが強いという事ですね。
そんなデメリットを逆手に取れる「叢雲ダ・イーザ」と呼ばれるデッキを僕は愛用していたわけです。
「叢雲ダ・イーザ」における"核"とも言えるこのカードの準制限は正直キツいです。いや、本当に。1番割を食ってます。
では、さらっとその理由を見ていきましょう。
最も噛み合っているドロソの欠如
多分1番キツい理由。
「叢雲ダ・イーザ」は所謂「メタビート」と呼ばれるデッキタイプに分類しており、簡単に言えば「単体で強いカードを上から順に突っ込んだ」デッキです。
つまり、神の宣告を初めとした強力なカウンター罠やドロソで強引にアドバンテージを稼いでいく、もしくは最初から使わせずに封殺する戦い方をします。
そういう意味でも相性が良く、基本的に10枚なにが使用不可能になろうともあんまり関係がない。
基本いつ引いても強いカードしか入れてない為です。
そんなテーマ間のシナジーでアドバンテージを稼いでいく他のデッキとのアド差を強引に埋めてくれるこのカードに依存していたので、1枚減るのはかなり大きな問題になり得るわけですね。
火力の減少
メタビートは昔から「打点の低さ」が一つの課題としてあります。
モンスターの採用は基本的に星4が基準になるからです。
その為、「冥府の使者ゴーズ」を筆頭とした出しやすい上級モンスターでその問題を解消してきました。
もしくは優秀な除去札や打点補助ですね。
ダイーザはこの問題を解決できる札であり、強貪1枚で4000打点になれる彼が要になっていたわけです。
更に、「1枚初動」と呼ばれる展開札も増えてきており、昔の様に徐々に札を枯らして勝つ戦法も取りにくくなっている為、ワンショットを狙える点も魅力的でした。
つまり、この改訂でダイーザを引き込みにくくなる+打点を上げにくくなるという問題点が浮上してきます。
採用検討カード
ここまで問題点を挙げてきたわけですが、改訂をひっくり返す事は無理です。この世界はKONAMI様が法律ですので。
なので、代わりに採用が検討できそうなカードを見てみましょう。
メタビートはいつだってそうして時代と共にデッキ内容を変えてきたので大丈夫です。
まずはドロソ候補。
ざっとこの辺の壺関連がベター。
僕は強謙を採用していますが、後ろ2つも除外ギミックがダイーザの火力に繋がるので、EXは使わないと割り切るのなら強いです。
ただ、強謙は「超融合」「スケープ・ゴート」や「機巧蛇-叢雲遠呂智」と若干噛み合いが悪い。
また、後ろ2つは「トポロジック・ゼロヴォロス」や「やぶ蛇」「超融合」ギミックを取り入れている場合の使いにくさや、「百万喰らいのグラットン」「機巧蛇-叢雲遠呂智」のリソース先が枯れるリスクがあります。
モンスター候補だとこの辺。
サイドでの採用率が高いであろうカードを挙げさせて頂きましたが、既にメインに刺している人も多くいるでしょう。
使ってて強いカードを入れるのがいいかな。この辺は。
誘発を増やすのもアリですし、環境を見て決めるのが1番かな…。
最後は僕の個人的なオススメ。
名前が回文になっている彼女です。
手札・墓地から自分と相手を裏にして特殊召喚できる効果を持っているチューナーです。
強みは叢雲とレベル10シンクロを作れる点。
レベル10シンクロは「叢雲ダイーザ」と噛み合いが良いモンスターが多いです。
雑に強い「フルール・ド・バロネス」
除外ギミックを内蔵した「相剣大公-承影」
墓地を枯らせる「ブラッド・ローズ・ドラゴン」
かなりの錚々たるメンツが揃っています。
他にもハリファイバーを活用し、リンク数を伸ばすのも選択肢としてはあるかと。
ストラクで再録されて安くなってるので検討してみて下さい。
シンクロ体もバロネス以外は安いです。
総括
いかがでしたでしょうか。
「強欲な壺」の調整版である強貪が規制されると考えると如何にドロソが強いのかが分かりますね。
かなりの痛手を負っていますが、採用カードを柔軟に変えられるのもメタビートの強みだと思っていますし、空いた枠をドロソにするのか、モンスターにするのか、罠を増やすのか…と検討できるカードが多いのも楽しさの一つです。
結論構築なんて存在せず、自分の周りの環境や、個機巧蛇-叢雲遠呂智人の考えで強いカードを探してみてください。
では。