九州あたりをふらふらと
ヒッチハイクをして佐賀へ行き、友達の家に3泊ほど。
一人暮らしにしては広すぎるお家で快適に過ごさせてもらい、佐賀グルメを堪能し、毎晩飲み明かすのはもうテンプレ。
友達の運転で長崎に上陸。
たまたま代表と宿が被り、夜は代表に連れられて出島港の方へ。
「冒険家に会いに行くよ。」と。
アクティブそうな、世界を旅したことのある大人にはそれとなく会ってきた。
けれど「冒険家」と紹介されたその人は、旅をしてきた大人たちとは一風変わっていた。
案内されたのはボートの上。代表と、代表の知り合いである世界を旅しながらコーヒーの買い付けをするコーヒー屋さんと、冒険家の方と炭酸水片手に緩やかな波に揺られる。
初めての長崎は想像以上に町並みが綺麗で、特に夜は町中がキラキラしている。
ボートの上からたまに花火も見える。エモい。エモすぎる。。。
「冒険家」と紹介されたその方のこれまでの旅のお話を聞く。
世界一周経験者の話はよく聞くけど、その方の話は世界一周とはレベルが違う。安宿でトラブルにあった話でも、詐欺にあって死にかけた話でもない。
ラクダを連れて徒歩で砂漠を横断した話や、ジャングルに住んでいた頃の話、葦船(あしぶね)で海を渡った話などなど。
あまりにスケールが大きいので、ディズニー映画のあらすじか何かかと思った。帰り道、代表に感想を聞かれて「モアナみたい。」しか出てこなかった。
これからボートで太平洋を横断してサンフランシスコに行くらしい。エンジンは積めないから、風だけで進むらしい。
「風が吹かない時はどうするんですか?」と聞くと
「昼寝かな。」とのこと。
心の底から「すごい!」と思ったわけでも、めちゃくちゃ衝撃を受けたわけでもないけど、長崎初日に船に揺られながら冒険家の話を聞けたのはなかなかレアな体験だったと思う。
「20歳でこの経験ができるのは羨ましい。」と言われた。
冒険家との会話で一番印象に残っているのは
「あまり食わず嫌いせずにいろんなことを経験していかないと思うんです。」と私が言うと
「食わず嫌い大事だと思うけどなぁ。俺やりたいことしかやってこなかったから、やりたくないことのやり方がわからないんだよね。」と。
私の言う「食わず嫌いしない」は「やりたくないこと」を避けるのではなく、「知らないこと」を避けるのはやめようという意味だった。
でもより一層、やりたくないことやるほど人生長くないし、やりたいことをより明確にして次々飛び込んでいこうという気持ちが強くなった。
とてもいい夜だった。
長崎市内の宿を出て、友達と1泊2日で伊王島へ。
昼間からウイスキーを開け、岩盤浴に行ったり、BBQをしたり、お酒を飲んだり、プールに行ったり、お酒を飲んだり。
施設内のお店でアルコール販売が禁止されていたため、部屋や広場で飲み始める。好きな人たちと飲むお酒が一番美味い。
約束もしてないのになぜか日程が丸かぶりだった代表と合流する。部屋も隣の隣。怖い。
朝は朝食バイキングに行き、露天風呂に入る。こんな幸せなことある!?って何回も思った。いや口に出てた。PCを全く触らない日なんて滅多にないので、それも新鮮だった。
「成長したい」という気持ちが強ければ強いほど、一分一秒が惜しくなる。寝る寸前も「まだできることがあるんじゃないか」と思ってしまうし、友達と遊んでいても「帰ったらあれとこれとやって、、」と考えてしまう。
8月前半はメリハリのない時間が多かった。頭の中がとにかく仕事に支配されていた。
よくないと思い、仕事する時は仕事する、遊ぶ時は遊ぶ、と自分に言い聞かせた。
そうしたら8月後半は飲みすぎた。コントロールって難しい。
職場があるわけでもないから、とにかく自分を律し続けなければいけない。会社員がフリーランスになってつまずく大きな壁の一つだと思う。大人ですら難しいって感じるんだから、私が難しいって感じないわけがない。
約2年そんな生活を送ってきて、だいぶコントロールできるようにはなったけど、まだプライベートで落ち込むことがあったり、忙しいとバランスが崩れたりもする。
でもそんな時にブレーキをかけてくれる大人がいる。とってもありがたい環境。だからまた突っ走っていける。
今は変化を求めている時期で、少しステップアップもしたいところ。外の世界をもっと見て、素敵な大人にもっと出会いたい。学びたい。
「自分こんなこともできないのか、、」ってズタボロになりながらも成長できる環境でもがき続けて誰よりも伸び続けたい。
移動距離が増えれば増えるほど、人に出会う数も増えて、感じることもたくさんある。今の生活は本当に自分に合っていると思う。
朝起きると「今どこにいるんだっけ、、?」から始まる感じも悪くない。
今は福岡にいるけど、チェックアウト日だけ決めてその後どこに行くかも決まっていない。
アドレナリンが出てきた最近。いい感じだ。
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