パキスタン羊の脳みそカレー

パキスタンには、マガズ（Magaz）という羊の脳みそカレーがあります。マガズはウルドゥー語で「脳」を意味する言葉で、主に羊や山羊の脳から作られた味の濃い料理です。

パキスタン全国各地で見られる多くの伝統的な珍味の中でも、羊の脳から作られたマガズは、パキスタン料理の中でも独特な興味深い一皿です。マガズは、結婚式、お祭り、家族の集まり、大切なお客様のおもてなしなど特別な機会に特別な料理として出されます。

羊の脳を食べるという考えは型破りに思える人もいるかもしれないが、パキスタンでは羊の脳はおいしい珍味として人気があります。完成品の見た目は脳の原形を留めていませんので、ホラーな感じはなく、日本で言えば白子のような食感といえるかもしれません。

あらかじめ綺麗に洗浄された脳は、様々な香りの香辛料で味付けされます。 一般的な材料には、生姜、ニンニク、玉ねぎ、赤唐辛子、ガラムマサラが使われます。トマトやヨーグルトを使って濃厚で風味豊かなバリエーションもあります。マガズは、新鮮なコリアンダーやミントの葉を添えることがよくあります。 ナンまたはライスと一緒に楽しむのが一般的です。

マガズは、パキスタンの伝統料理の中でもとても特別な存在です。マガズは一般的な肉料理とは一線を画す、独特の食感と風味で知られています。パキスタンを訪れる機会があれば、ぜひマガズを注文して風味豊かな体験をしてみてください。

画像は Masala TVより