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パキスタン国際航空

パキスタン国際航空は、カラチに本部を置くパキスタンの国営航空会社です。カラチやイスラマバードをハブ空港に、世界各国にその路線を広げています。退役したパキスタン空軍の経験豊富なパイロットの再就職先となることが多いことから、比較的安全な航空会社であると評価されています。

起源:パキスタン国際航空の起源は、パキスタンが独立する前の英領インドの一部であった時代まで遡ります。1945年、建国の父であるムハンマド・アリー・ジンナーは将来の国にフラッグキャリアの必要性を認識し、資金を集め、オリエント航空という名の新しい航空会社をつくりました。オリエント航空は英領インドにおいて最初で唯一のイスラム教徒が所有する航空会社となりました。

誕生:1951年、パキスタン政府は、新たに設立したパキスタン国際航空とオリエント航空を合併し、パキスタン国際航空会社を設立しました。オリエント航空はパキスタン国際航空のもとで運航を続け、パキスタン国防省が民間航空局から業務を引き継ぎました。1955年、オリエント航空とパキスタン国際航空は正式に合併し、1959 年にヌルカーン空軍元帥がパキスタン国際航空の常務取締役に任命され、パキスタン国際航空は成功の時代を迎えました。

1962年、ボーイング720
1977年、ダグラス DC-10

日本路線:1969年、東パキスタン(現在のバングラデシュ)の首都ダッカから東京の便を就航させました。長い間、東京~ 北京~イスラマバード~カラチまたはラホールの便を運航していましたが、パキスタンと日本を結ぶ便は2019年2月に運航休止となりました。

1991年、エアバスA300
1992年、ボーイングB747
2003年、ボーイングB747-300
2006年、ボーイングB777-200ER
現在、エアバスA320-200
現在、ボーイングB777-200ER

路線:パキスタン国際航空のネットワークは世界中に広がり、アジア、ヨーロッパ、北米の25か国、およびパキスタン国内の24都市に運航しています。また、トルコ航空、エティハド航空、中国南方航空と共同運航便を持ち、路線を広げています。

機内サービス:パキスタン国際航空には「ハムサファル」「セイフティ」という機内誌が2冊があり、パキスタン国際航空のウェブページからデジタル版も見ることができます。パキスタン国内のおしゃれなカフェ、流行りのファッション、歴史観光地や遺跡、各地民族の紹介など、色々な情報が載っています。

マイレージプログラム:パキスタン国際航空には「アワードプラス」というマイレージプログラムがあり、無料航空券、超過手荷物バウチャー、アップグレードなどの特典と交換ができます。会員ステイタスには、一般会員「エメラルド」、中級会員「サファイア」、上級会員「ダイヤモンド」があります。

パキスタン国際航空の機内食