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巨額投資が続く不老長寿ビジネス

今世界では不老長寿の研究に対してとても熱い視線が送られている。数々の難病治療が可能になり、人間の老化メカニズムも解明され、いよいよ長寿も実現するのではないかという期待が高まっている。今日は研究内容というよりもここ10年の世界で起こっている投資、事業に関していくつか述べていきたい。

15億ドルを投入する「不老不死研究」

グーグルは2013年、老化研究に特化したベンチャー「カリコ」を設立。グーグルの持株会社アルファベットとバイオ医薬品大手のアッヴィが計15億ドルを投じ、老化を食い止める医薬品開発を進める。詳細な研究内容は社外にはほとんど明かされていないため何を研究しているかも不明である。

ジェフベゾスがバイオ企業へ投資

世界トップレベルの富豪ジェフベゾス氏やはアメリカカリフォルニアのバイオ企業Unity Biotechnology社に1億1600万ドルを投資、2014年にもJuno Therapeutics社に巨額投資を行っている。PayPalの創設者ピーター・シエル氏もUnity Biotechnology社に投資しているが老化防止について熱く語ってきた人物で、もしかしたら不老不死を夢見ているのかもしれない。あの世にお金は持っていけないのだから世界の大富豪は必死なのかもしれない。

再生医療研究に1100億円

日本政府は2013年から10年で1100億円規模の長期的な支援を京都大を含めた国内の研究機関で行うiPS細胞関連の研究に投資している。日本の場合は少子高齢化が進み、確実に衰退の道を歩んでいることから老化治療薬の開発は一番の特効薬になる。手遅れになる前に開発されることを願うばかりだ。

長寿アンチエイジング市場規模は年々拡大

老若男女を問わず、消費者の間で容姿や老化に対する意識が高まっており、アンチエイジング製品や機器の需要が高まっている。そのため2020年には585億米ドルを記録しており、さらに2026年には883億米ドル規模到達見込みだ。


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