ピンクリボンフェスティバルグランプリポスターについての所感
乳がん当事者としての所感です。
こちら。
まずデザインについてはただただセンスねえな…と言う感想です。乳がんが発覚した時の気持ちは非常にネガティブですが、当たったら嬉しいガラポンで例えていると言うのがびっくりするほどセンスがない。何故嬉しいものと嬉しくないものを一緒にした。検査に行って癌が発覚して大当たり〜って受け取りますよこれは。
デザイナーさんが前途にあるお若い人の様でしたので、今後はそのデザインがとういう影響をもたらすのか、もっと脳が痺れるほど考えてからデザインしてほしいなと思います。乳がんについてはあなたも9人に1人の人になる可能性があります。そういう、他人事ではない気持ちをもっと考慮してデザインに反映して欲しかった。
でも私はこの作品が応募されることについては問題ないのではと思っています。なぜなら審査員がまともならここまでセンスないものは初手の選考で落ちるので。
しかし今回は審査員がデザイナーを上回るセンスのなさでこれをグランプリにしてしまったと言う…審査員の方はセンスねえなではすまないんですよ。猛省すべき案件だと思います。どう言う理由で選考したのかを説明してほしい。この作品をグランプリに選ぶセンスでクリエイティブディレクターやらアートディレクターやらいう肩書き恥ずかしくないですか。
ちなみに受賞したポスター群では中外製薬賞(ラッコのやつ)と富国生命保険賞(スケジュール帳のやつ)はいいなって思いました。
そして入選の一枚目はイラッとしました。上手いこと言ってやった感が漂ってくる…🙃
まぁしかし一番イラッとしたのはコピー部門ファイナリストの「何もないとわかったときのパフェはうまい。」ですが…わたしはツイ廃なので…Twitter的に見るとこの構文は煽りなので…🙂煽ってんのかゴルァ…ってちょっとなった笑。ツイ廃が悪いんですね申し訳ございません。
コピー部門に関しては入選の2本がすきです。1本目はとてもうまくわかりやすく健診に行こうと水を向けてるなと思いますし、2本目に関しては人によっては脅されてると感じる方もいらっしゃるかもしれませんけど、私がしこりに気がついて病院に行った時、先生に気がついてからどれくらい経ってますか?と聞かれまして、わたしは気づいてから2週間で病院に行ってるんですが(その間は泊まり込みの仕事してました)先生には早く来てくれてよかったと言われました。曰く気が付いてから半年くらい放置する人もいるんですよとの事で、まさに迷っているうちに早期が過ぎてしまう可能性もあると思います。はっきり指先に触れるのはそこそこのサイズになってるってことなので…。これは定期検診の話ではないですけども。
ところでポスターもキャッチコピーもどちらも検診に行けば安心できると言う向きのものがありますが、これも良くないんじゃないかな〜。検診に行って発覚する人がいる以上検診に行けば安心できるって言い切ってしまうのはどうかなと。この辺も選んだ審査員の問題かとは思いますが。後私が罹患しているので検査したら安心できると思うなよと言う気持ちが湧いてくるのかなと言う気はしますが。
そんな感じで所感を述べさせていただきました。審査員はマジで猛省して。
コメントにねこって書いていただいたらねこのおやつを買います!書いてなかったら私のおやつを買います!