DNAメタバーコーディングで明らかにされた齧歯類の食性
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2024年12月6日
DNAメタバーコーディングで明らかにされた齧歯類の食性
佐藤淳
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哺乳類研究、50(1): (2024). https://doi.org/10.3106/ms2024-0018
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要約
齧歯類は地球上で最も数が多い哺乳類であり、南極大陸を除くすべての大陸に生息している。また、さまざまな生態系において重要な生態学的役割を果たしている。近年のDNA高処理シークエンシング技術の進歩により、DNAメタバーコーディング法によって、糞や胃の内容物などのさまざまな環境サンプル中の食餌成分を特定することが可能になった。この方法を用いた研究により、小型で夜行性で捕獲が困難な齧歯類の食餌が明らかになりつつある。本総説では、ネズミ目における在来種または外来種の食性を明らかにするためにメタバーコーディング法を用いたこれまでの研究をまとめ、このような分析の進歩と未解決の問題について理解を深める。さらに、ネズミ類における食性メタバーコーディング法の方法論について、考慮すべき問題点とともに議論する。最後に、ネズミ類の食性研究におけるDNAメタバーコーディング法の使用について、考慮すべき今後の展望と方向性について議論する。
受理日:2024年3月30日。受理日:2024年8月22日
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