食道扁平上皮癌における腫瘍内細菌叢組成が化学免疫療法反応を制御する
研究論文|2023年7月11日
食道扁平上皮癌における腫瘍内細菌叢組成が化学免疫療法反応を制御する
Xuefeng Leng
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Qianshi Liu
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毛天琴
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タオ・ジャン
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劉毅強
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李飛飛
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チェンホイ・カオ
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ジュン・ファン
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リャン・チェン
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ヤーチー・チェン
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クァン・ヤオ
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シュン・ルー
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梁仁川
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ランリン・フー
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劉明信
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イェジャン・ワン
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ザオシェン・リー
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ジュン・ペン
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チユー・ルオ
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周杭
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ジュン・イン
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柯旭
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メイ・ラン
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ペン・シンハオ
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蘭海涛
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李剛
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ヨンタオ・ハン
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シャ・ジャン
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ジー=シオン・ジム シャオ
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Jinyi Lang
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王桂花
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チュアン・シュー
著者・論文情報
Cancer Res CAN-22-2593.
https://doi.org/10.1158/0008-5472.CAN-22-2593
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要旨
ネオアジュバント化学免疫療法(NACI)は、切除可能な食道扁平上皮がん(ESCC)の治療において有望視されている。患者のマイクロバイオームは治療効果に影響を及ぼす可能性があり、先行研究では腸管免疫を活性化することにより腸内細菌叢ががん免疫療法に影響を及ぼすことが示されている。ここでは、NACIに対するESCC患者の反応に対する腫瘍内微生物叢の影響を調べた。β-多様性の腫瘍内微生物叢シグネチャーはばらばらであり、NACIの治療効率を予測した。レンサ球菌の濃縮は、腫瘍組織におけるGrzB+およびCD8+T細胞の浸潤と正の相関があった。レンサ球菌の濃度は、ESCCにおける無病生存期間の延長を予測できた。単一細胞RNA配列決定(scRNA-seq)により、反応者はCD8+エフェクターメモリーT細胞の割合が高いが、CD4+Treg細胞の割合は低いことが示された。糞便微生物移植(FMT)または腸内連鎖球菌コロニー形成を受けたマウスでは、反応者の連鎖球菌が腫瘍組織で濃縮され、腫瘍浸潤CD8+ T細胞が増加し、抗PD-1治療に良好な反応を示した。以上のことから、本研究は、腫瘍内レンサ球菌シグネチャーがNACIの奏効を予測する可能性を示唆し、がん免疫療法における腫瘍内微生物叢の臨床的有用性の可能性に光を当てた。
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