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島嶼生物地理理論と腸:なぜ背の高い人ほど多様な腸内細菌叢を保有する傾向があるのか?
島嶼生物地理理論と腸:なぜ背の高い人ほど多様な腸内細菌叢を保有する傾向があるのか?
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2023.08.08.552554v1
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K
atherine Ramos Sarmiento, Alex Carr, View ORCID ProfileChristian Diener, Kenneth J Locey, View ORCID ProfileSean M Gibbons
doi: https://doi.org/10.1101/2023.08.08.552554
この論文はプレプリントであり、査読認証を受けていません。
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要旨
脊椎動物の体長と腸内細菌叢のアルファ多様性には正のスケーリング関係があることが先行研究で示されている。この観察は、他の多くの生態系で一般的に観察される種面積関係(SAR)を反映している。ここでは、肥満度、年齢、性別、排便頻度などの関連する共変量を幅広く制御した上で、独立した2つの大規模コホートにおいて、ヒトの身長と腸内細菌叢のα多様性の間に同様のスケーリング関係があることを示す。島嶼生物地理理論(IBT)は、より大きな島は中立的な人口統計学的プロセスを通じて、より大きな種の多様性を保持する傾向があると予測し、これらの正のSARの簡単なメカニズムを提供する。腸に適応させた個体ベースのIBTモデルを用いて、フロースルー生態系の長さを長くすることが種の多様性の増加と関連することを示す。これらのSARが臨床的にどのような意味を持つ可能性があるのかを、American Gut Cohortで検討した。アルファ多様性の低さがClostridioides difficile感染症(CDI)の危険因子であるという事前の観察と一致して、CDIの既往歴があると報告した人はそうでない人に比べて背が低く、この関係はアルファ多様性によって媒介されるようであることがわかった。また、野菜の摂取は、α-ダイバーシティを介することで、このリスク上昇を緩和することも観察された。まとめると、体格と腸内細菌叢の多様性は強固な正の相関を示し、このマクロ生態学的スケーリング関係はCDIリスクと関連しており、野菜の摂取量が多いほどこの影響を緩和できることがわかった。
競合利益声明
著者らは競合する利害関係はないと宣言している。
著作権 本プレプリントの著作権者は著者/資金提供者であり、bioRxivに本プレプリントを永続的に表示するライセンスを許諾している。CC-BY 4.0国際ライセンスの下で利用可能です。
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2023年8月12日掲載
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