Rebyota試験のサブグループ解析：なぜ腎疾患患者に注目するのか？| IDウィーク2023

2023年10月13日 16:05

Rebyota試験のサブグループ解析：なぜ腎疾患患者に注目するのか？| IDウィーク2023

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2023年10月12日
ピーター・ヴェアワイン（マネージング・エディター
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慢性腎臓病やその他の腎障害を有する患者は、C. difficile感染症による転帰が悪くなる傾向がある。

前編

微生物叢とマイクロバイオームの研究は、当然のことながら腸に焦点を当てているが、身体の他の部分にも微生物が生息している。

「マイクロバイオームは非常に複雑な存在で、腸内だけに存在するわけではありません。と、バージニア州を拠点に製薬業界のコンサルタントを務めるグレン・ティロットソン博士（Ph.D., M.S.）は、マネージド・ヘルスケア・エグゼクティブ誌とのインタビューで語った。

Tillotson氏は、IDWeek 2023のポスターで発表された研究結果の共同研究者の一人で、クロストリジオイデスディフィシル（C.diff.）感染症の治療薬としてのRebyota（糞便微生物叢生菌）のPUNCH CD3-OLS試験における腎臓合併症を有する98人のサブグループ（402人中）に焦点を当てている。

Tillotson氏と彼の共同研究者らは、腎臓に合併症のある試験参加者では、腎臓に合併症のない試験参加者に比べて、レビオタ投与後8週間までC.diff.に関連した下痢がなかったと定義される「治療成功」の割合が少なかった（66.3％対77.3％）と報告したが、この差は統計学的に有意ではなかったとTillotson氏は述べた。

Tillotson氏によると、統計学的に有意な差はなかったが、腎臓に合併症を有する被験者の方が、合併症を有しない被験者よりも重篤な有害事象を発現した割合が高かった（98例中20例、20.4％対304例中33例、10.9％）。Tillotson氏によると、これらの有害事象はいずれもレビオタの投与に関連したものではなく、大部分は既往症に関連したものであった。

Tillotson氏によると、腎合併症を有する患者を調査する興味は、C.Diff感染症の転帰がより複雑であるという事実にある。「腎合併症のある患者は、全体的に重症化のリスクが高く、死亡リスクも高い」とTillotson氏は指摘した。

ティロットソン氏によると、消化管のマイクロバイオームは "ビッグプレーヤー "として認識されてきたが、研究者らは腎臓系や肝臓、その他の部位のマイクロバイオームも同定しているという。「最近、脳にもマイクロバイオームが存在すると知って驚きましたが、その主なものはウイルスです。

慢性腎臓病患者では、腸内の "友好的な虫 "が減少するため、C.diff感染の足がかりとなるのです」。

Rebyota試験のサブグループ解析： なぜ腎疾患患者に注目するのか？| IDウィーク2023

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