遺伝的に予測された免疫細胞が腸内細菌叢と自己免疫性肝疾患との関連を媒介する

2025年1月1日 21:05

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Frontiers in Microbiology (Dec 2024)

遺伝的に予測された免疫細胞が腸内細菌叢と自己免疫性肝疾患との関連を媒介する
Genetically predicted immune cells mediate the association between gut microbiota and autoimmune liver diseases

Jikang Zhang,

Yiqi

Hu,

Jin

Xu,

Hua

Shao,

Qingping

Zhu,

Hao

Affiliations

DOI

https://doi.org/10.3389/fmicb.2024.1442506

Journal volume & issue

Vol.15

Abstract

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Background腸内細菌叢と自己免疫性肝疾患（AILDs）との関連を示唆するエビデンスが増えている。しかし、観察研究における交絡バイアスのため、因果関係の推論には依然として議論の余地がある。さらに、AILDの発症において免疫細胞が中間表現型として働くことを示す明確な証拠は今のところない。本研究では、メンデルランダム化（MR）法を用いて、腸内細菌叢、免疫細胞、AILDsの因果関係を検討した。方法はじめに、2標本MR解析を行い、412種類の腸内細菌叢、731種類の免疫表現型、AILDsの因果関係を予測した。その後、最初のMR結果を検証するために一連の感度分析を行い、逆因果を除外するために逆MR分析を行った。最後に、免疫細胞によって媒介されるAILDに対する腸内細菌叢の影響の割合を定量化するために、2段階のMR解析を利用した。結果厳密なMR解析の結果、L-トリプトファン生合成のスーパーパスウェイにおける腸内細菌叢の関与の増加は、自己免疫性肝炎（AIH）のリスク上昇と正の相関があることが示された。この効果は、CD14+ CD16+ 単球絶対数によって部分的に媒介され、全効果の17.47％を占めている。さらに、ルミノコッカス・オベウム（Ruminococcus obeum）種は、CD62L-CD86+骨髄性樹状細胞%Dendritic Cellを通じて原発性硬化性胆管炎（PSC）の発症を媒介するようで、観察された効果全体の32.47%に寄与した。これらの知見は、臨床におけるAILDsの予防戦略を開発するための基盤となる。

キーワード

メンデルランダム化

自己免疫性

肝炎

原発性

胆汁性胆管炎

原発性

硬化性胆管炎

免疫

細胞

腸内

細菌叢

掲載誌 Frontiers in Microbiology

ISSN

1664-302X (Online)

出版社

Frontiers Media S.A.

出版国

スイス

LCC 主題

Science：微生物学

ウェブサイト

http://www.frontiersin. org/journals/microbiology

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