新しいバクテロイドータ菌株を探索する
新しい成果 このプレプリントをフォローする
Exploring new Bacteroidota strains: Functional Diversity and Probiotic Characteristics
新しいバクテロイーダ菌株を探索する
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2024.12.18.628894v1.full.pdf+html
: View ORCID ProfileLisa Ladewig, View ORCID ProfileMuhammad Aammar Tufail, View ORCID ProfileBirhanu M Kinfu, View ORCID ProfileHanna Fokt, View ORCID ProfileJohn F Baines, View ORCID ProfileRuth A. Schmitz
doi: https://doi.org/10.1101/2024.12.18.628894
本論文はプレプリントであり、査読による認証を受けていない[これはどういう意味か?]
000100
AbstractInfo/HistoryMetrics Preview PDF
Abstract
バクテロイーダ門は多様な細菌門であり、特に抗菌作用やプロバイオティクス特性を通じて、宿主の健康に大きく貢献していることが認識されつつある。本研究では、マウスの膀胱やヒトの便サンプルなど、多様な宿主から濃縮・同定された新しいバクテロイーダ菌42株の機能的多様性とプロバイオティクスの可能性を調査した。16S rRNA遺伝子の塩基配列決定を用いて、Bacteroides属、Phocaeicola属、Sphingobacterium属の菌株の系統学的特徴を明らかにし、プロバイオティクスの可能性に関連する機能的特性を評価した。菌株は、WHOが臨床的に重要であると宣言した病原体(グラム陽性の黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌、グラム陰性のKlebsiella oxytocaや緑膿菌、真核菌のCandida albicansなど)のバイオフィルム形成を阻害する能力に関して評価された。さらに、プロバイオティクスの有効性に関連する重要な特性である、菌株の胆汁酸ヒドロラーゼ活性とクオラムクエンチング活性についても調べた。その結果、検討したすべてのバクテロイーダ菌は、バイオフィルム形成を阻害する能力を一貫して示したが、その程度は異なっていた。さらに、14株はクオラムクエンチング活性を、39株は胆汁酸ヒドロラーゼ活性を示し、プロバイオティクスの可能性を強調した。また、AHLとAI-2の両方の自己誘導物質に対する高いバイオフィルム形成阻害活性とクオラムクエンチング活性は、Bacteroides caecimurisとBacteroides murisで主に観察され、次世代プロバイオティクスの魅力的な候補となった。全体として、本研究は、臨床現場における微生物ベースの介入と病原体制御のアプローチに革命をもたらす可能性のある治療応用の有望な候補を同定することにより、次世代プロバイオティクスの分野を前進させるものである。