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超文系な私でも公務員試験を突破できた方法

はじめに

私は繰り上がりの足し算すら苦手な超がつく文系です。
数字がからむとすぐに嫌気がさすし、暗算が苦手なので計算ミスが多い。

そんな私ですが、公務員試験を受験し、ほとんどの試験で最終合格をもらいました。

ここでは、数学や経済系が苦手な人でも、合格できるかもしれない、ひとつの例として私の勉強法などを書いていきたいと思います。

受験した自治体

私が受験した自治体や団体は
・県庁特別採用(SCOA)
・特別区 🌸
・機構(SPI) 🌸
・市役所①(SPI) 🌸
・政令市(A日程) 🌸
・市役所②(B日程) 🌸
・国立大学法人等
でした(🌸マークが合格)

🌸のついていないものは一次試験(筆記)で落ちていて、それ以外はすべて最終合格までいただきました。

公務員試験について

まず、公務員試験は一次試験があり、多くは筆記試験や論文ですが、追加で適性検査を行うものもあります。

そして、一次試験の合格発表があり、合格した人だけが次の二次試験に進むことができます。

二次試験では、面接や集団討論、一次試験で行わなかった場合には適性検査や論文があります。

もちろん、自治体によっては三次試験まで行うものもあり、その後最終合格が発表になります。

難しいのが、最終合格は採用内定というわけではないことです。

最終合格となると、名簿に名前が載り、高得点順に並び替えられ、そこから順番に採用が決定していきます。(超簡単に説明しています)

つまり、名簿に名前は載ったけど、採用されないということが発生することがあります。ほとんどないらしいですが。
ということは、筆記や面接を含めて、高得点を出しておくことが大切になります。
(もちろん、最終合格ではなく採用内定です!となる自治体もあります)

私の場合

しかし、私は筆記試験でそう高い点数を出しているわけではありません。
おそらく、半分ちょっとしか得点できていません。

実際に、特別区の筆記試験では、教養専門合わせて80点中44点でした。

半分より少しできていただけですから、そう高くないのがよくわかると思います。

予備校などで話されるのは、筆記で6割(80点満点なら48点)を取れば合格する、ということですが、私の特別区の場合だと取れていないことがわかります。

しかも、特別区は一次試験で論文試験がありますが、私は問題を見て呆然とするほど何を書いていいのかわかりませんでした。要するに自信がなかったのです。
それで一次試験を突破できたんですから、本当に奇跡です。

これはおそらく他の試験でも同じで、合格最低ラインだと思います。(特別区、都庁以外の自治体の試験は原則問題を持ち帰ることができないため、何点取れたかは正確に把握できません)

そんな私でも、特別区にほぼ上位10%で最終合格できたコツを、一例として書き記しておきます。

私が行ったコツ

①苦手な科目でも目を通す

一つ目は、どんなに苦手な科目でも目を通しておくことです。

私は数学と経済系が苦手で、特に経済は大学でもほとんど触れなかったので難易度が高い科目でした。

しかし、ミクロ経済学もマクロ経済学も数的処理も全部一通り触れておき、問題文の意味くらいは分かるようにしておきました。

特に数的処理は教養科目にあたるため、自分の好きな分野、得意な分野を見つけ、そこの問題が出ればなんとなく答えが出せるようにしておきました。
(教養科目は最低何点取るという足切りが存在することがあります)

ちなみに私は判断推理が好きで、のちに得意になったので、武器にしていました。

ミクロとマクロに関しては、本当に苦手で何か解けるようになった問題はほとんどありません。しいて言うならグラフの中のどの部分が何にあたるかを答えるものと、微分をすること、GDPなどの変換ですかね、、、

解ける問題は実際の試験で出たことはほとんどなく(当たり前)、いつも塗り絵をするようにマークを埋めていました。

それでも、苦手だからと言って一切触れないと、選択肢を切ることもできないし、一瞬で解けるラッキー問題を落としてしまうことになるため、答えを見ながらでも、講義を聴きながらでも、何でもいいので一通り触れることをおススメします。

ここで大切なのが、わからないからと言ってそこで何分も立ち止まらないことです。

ミクロマクロ数的は、基本解き方がわからなければ、考え続けてもわかりません。

そういう問題に当たったときは、3分くらいで諦めて答えを見て解き方をインプットすることが大切です。

私もそうですが、まじめすぎると答えを見ながら勉強するなんて勉強するうちに入らない、、、!なんて思ってしまいがちですが、問題集の1周目は特に立ち止まらず、解き方をマスターすることを大切にしてください。

②声に出す

二つ目は、「声に出す」ことです。

公務員試験では、憲法や民法、行政法など、法律を学びます。
でも法律の条文って普段は触れないので(大学の授業や専攻が法律系でない限り)、堅苦しい文章や回りくどい文章に悩まされます。

しかし、これを音読して脳に入れると結構すんなり入ってきます。私の場合は。

しかも、法律の数だけ覚えることがあると言っても過言ではないくらい、法律系は覚えることだらけなので、音で覚えることが近道だと思います。ずっと机に向かっているとおかしくなりそうですし。(笑)

そして、目標も声に出しましょう。
私は、バイト先にも、家族にも、友達にも「〇〇市で働きたい!」と宣言していました。

そうすると、応援してくれますし、自分も宣言したからにはやらないと、と思いますし、何よりプラスに考えて行動できます。

私の友人に同じ公務員試験の合格を目指していた子がいましたが、その子はマイナスな発言(どうせ受からない等)をしていた結果、言葉の通りになっていました。

もちろん、私自身も今自分がやっていることで間違っていないのか、ちゃんと力がついているのかなど、不安に思うことは本当にたくさんありました。
しかし、他の人がいる前ではプラスな発言(絶対受かる、受かったら旅行しよう等)をすることを徹底していました。

要するに、言霊です。

不安や心配を吐き出すことも大切ですが、あまり悲観的すぎると運もついてこなくなるのかもしれない…なんて思います。

③YouTube、Twitterの活用

三つめは、「YouTube、Twitterの活用」です。

今の時代、本当にたくさんの人が公務員試験の有益な情報を発信しています。

特に、YouTubeとTwitterには一問一答形式の動画や、大切なところだけをまとめたものを出している人も少なくありません。

私は、机に向かいたくないときや、朝起きて身支度をする間、お風呂に入りながらなど、スキマ時間や勉強に飽きたときに、YouTubeの一問一答動画を聞き流していました。

試験の直前にはTwitterで重要な点をまとめたものを見たり、論文の書き方の最終確認をしたり、時事問題の情報を集めたり、、、

なんでも使えるものは使うのが近道だと思います!

④想定問答集の作成

一次試験を突破したあとには、面接があります。

その面接では、面接カードや履歴書を使って面接することがほとんどです。

そこで、あらかじめ質問されそうなことは考えておくことが有効です。

パソコンやノートに質問されそうなことと、その答えを考えておくと、本番同じようなことを質問されても、戸惑うことなくこたえられると思います。

私は、面接練習にはほとんど参加していません。合計2日間くらいかな、と思います。

そこでは、入室や退出の方法、具体的な流れや集団討論を体験しました。
特に集団討論は自分以外に人がいないとできないため、参加しておくことをおススメします。これだけはぶっつけ本番だと自分以外の参加者にも影響することがありますので…

集団討論は、内容によっては参加者全員が落ちる、なんてこともあるようです。それだけ雰囲気や内容が大切なんだと思っています。
そのため、一度でいいので集団討論に参加してみてください。

さいごに

私は、直前期(年明け)から本腰入れて勉強を始めました。

1月末でバイトを休み、そこから特別区の一次試験が終わるまで(ゴールデンウイークあたり)は勉強しかしていませんでした。

大抵1日6~8時間くらい勉強していたけれど、遊びにも行ったし、免許センターにも通っていました。

それでも、勉強をすることを少しでも続けて、机に向かわずともそれ以外の方法で勉強を進めていました。

方法は様々だと思います。不安もあると思いますが、自分を信じて頑張ってください!

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