「小説書く」②


音痴を解消できた私が次に試したのは
文章での自分の表現だった

私は音痴ではあったが、音楽が好きだった

楽譜は読めないが、演奏することも好きだし

演奏や歌を聴くことも好きだった


そんな私が表現したかったのは

音に乗せた自分の思いだった

つまり、作詞


楽譜が読めない、ギターやピアノも弾けない、

コード進行も知らない私だったが

無我夢中で作詞のようなことをした


授業中やテスト時間、移動中や友達と遊んでいるとき、、、

とにかく自分の思いついたフレーズや思いを書き留め、それを1つの作品として成り立たせようとした

J-Popを主に聴く私は
Aメロ、Bメロ、サビ、それぞれが1番と2番で同じようなリズムになればいいと思い、とにかく作詞のようなことをした

その作詞の真似事をスマホのメモに書き留めて

何曲か作った中で1番いいと思えたのは

「両片思い」というタイトルのものだ


『ありがとう 君を好きな僕
 毎日の何気ないこと 笑顔に変えられるのは
 君が好きだから』

5年にも及ぶ片想いの日常を思い返し
両思いなのに、片思いだと感じている主人公を描いたものだ


その後もいろんな言葉を集めて

いろんな感情を集めて

いつか1つの作品として世の中に出せるまでになれたらいいと思っていたが
そんなの凡人の私にはできないと思い
誰にも言わない私の趣味になった

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